Iさんから、獲れたての素晴らしい松茸を2本いただきました。安曇野市滞在中なので、調理は自分でやらざるをえず、僕でもできそうなすき焼きにしました。牛肉もよいのですが、香り、食感、味覚とやはり松茸は別格です。別格の演奏を。
STEVE GROSSMAN (スティーヴ・グロスマン)
TIME TO SMILE (DREYFUS 1993年録音)
スティーヴ・グロスマン(ts, 1951~2020年)は、1960年代末から70年代前半にかけて、マイルス・デイヴィス(tp)やエルヴィン・ジョーンズ(ds)のグループで演奏したことが知られていますが、その後も自分のバンドを率いて多くの録音を残しています。本作では、かなり優れた演奏が聴けます。
メンバーは、スティーヴ・グロスマン(ts)、トム・ハレル(tp)、セシル・マクビ―(b)、ウィリ―・ピケンズ(p)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。ニューヨークにおける録音です。エルヴィン・ジョーンズの参加が注目されます。
曲目は次のとおり。
1 415 Central Park West (Steve Grossman)
2 Circus (Public Domain)
3 I'm Confessin (Doc Daugherty)
4 Extemporaneous (Steve Grossman)
5 This Time The Dream's On Me (Harold Arlen)
6 Time to Smile (Freddie Redd)
7 Till There Was You (Meredith Willson)
8 E. J. Blues (Elvin Jones)
グロスマンの自作2曲と、エルヴィン・ジョーンズやフレディ・レッドのオリジナル、ハロルド・アーレン作などのスタンダード曲が3曲と、バラエティ豊かな選曲です。
スティーヴ・グロスマン(ts)の太めのサウンドで、よく歌うソロが楽しめます。グロスマンの自作「Extemporaneous」は、アップテンポの熱いハードバップで、トム・ハレル(tp)のスムーズなソロ、グロスマンの黒っぽい強面のソロと痛快。アーレン作の「This Time The Dream's On Me」は、エルヴィン・ジョーンズ(ds)に煽られてハードに吹くグロスマンに、ピケンズ(p)の高音部を使ったきらびやかなソロも面白い。タイトル曲「Time to Smile」では、アブストラクトなフレーズを交えてロングソロをとるグロスマンがかっこ良いです。
ジャケットにあるスティーヴ・グロスマンの写真。
この部分はフランス語です。ピアニストのミシェル・ペトルチアーニが賛辞の文章を寄せていて、英語で読むことができます。写真は、左から右へ、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ウィリー・ピケンズ(p)、トム・ハレル(tp)、セシル・マクビー(b)。
(いただいた松茸と、見栄えは今一つですが、美味しかったすき焼き)
形が素晴らしく、虫食いなども全くない上質な松茸です。
牛肉を買ってきました。まずまず良い物です。
まず、味見を兼ねてフライパンでおそるおそるやってみました。牛肉、ネギ、松茸。
味付けは「すき焼きのたれ」ですが、なかなか美味しい。、手前にあるのが松茸です。
一本の松茸を半分にしてみたのですが、本当にきれいなもので、素晴らしい品質です。市場に出せば、多分、最高級品。
今度は、鍋にいれて、しらたきや焼き豆腐なども加えて、焼いていきます。
出来上がり。ノンアルコールビールとともに。
松茸は真ん中あたりです。盛り付けが今一つながら、贅沢な気分になりました。Iさんに感謝しながら、いただきました。