安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

スティーヴ・グロスマン「TIME TO SMILE」と「いただいた松茸ですき焼き」の話題

2021-10-14 19:30:00 | テナー・サックス

Iさんから、獲れたての素晴らしい松茸を2本いただきました。安曇野市滞在中なので、調理は自分でやらざるをえず、僕でもできそうなすき焼きにしました。牛肉もよいのですが、香り、食感、味覚とやはり松茸は別格です。別格の演奏を。

STEVE GROSSMAN (スティーヴ・グロスマン)
TIME TO SMILE (DREYFUS 1993年録音)

   

スティーヴ・グロスマン(ts, 1951~2020年)は、1960年代末から70年代前半にかけて、マイルス・デイヴィス(tp)やエルヴィン・ジョーンズ(ds)のグループで演奏したことが知られていますが、その後も自分のバンドを率いて多くの録音を残しています。本作では、かなり優れた演奏が聴けます。

メンバーは、スティーヴ・グロスマン(ts)、トム・ハレル(tp)、セシル・マクビ―(b)、ウィリ―・ピケンズ(p)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。ニューヨークにおける録音です。エルヴィン・ジョーンズの参加が注目されます。

曲目は次のとおり。

1  415 Central Park West (Steve Grossman)
2  Circus (Public Domain)
3  I'm Confessin (Doc Daugherty)
4  Extemporaneous (Steve Grossman)
5  This Time The Dream's On Me (Harold Arlen)
6  Time to Smile (Freddie Redd)
7  Till There Was You (Meredith Willson)
8  E. J. Blues (Elvin Jones)
グロスマンの自作2曲と、エルヴィン・ジョーンズやフレディ・レッドのオリジナル、ハロルド・アーレン作などのスタンダード曲が3曲と、バラエティ豊かな選曲です。

スティーヴ・グロスマン(ts)の太めのサウンドで、よく歌うソロが楽しめます。グロスマンの自作「Extemporaneous」は、アップテンポの熱いハードバップで、トム・ハレル(tp)のスムーズなソロ、グロスマンの黒っぽい強面のソロと痛快。アーレン作の「This Time The Dream's On Me」は、エルヴィン・ジョーンズ(ds)に煽られてハードに吹くグロスマンに、ピケンズ(p)の高音部を使ったきらびやかなソロも面白い。タイトル曲「Time to Smile」では、アブストラクトなフレーズを交えてロングソロをとるグロスマンがかっこ良いです。

   

 ジャケットにあるスティーヴ・グロスマンの写真。

   

この部分はフランス語です。ピアニストのミシェル・ペトルチアーニが賛辞の文章を寄せていて、英語で読むことができます。写真は、左から右へ、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ウィリー・ピケンズ(p)、トム・ハレル(tp)、セシル・マクビー(b)。

(いただいた松茸と、見栄えは今一つですが、美味しかったすき焼き)

形が素晴らしく、虫食いなども全くない上質な松茸です。

牛肉を買ってきました。まずまず良い物です。

まず、味見を兼ねてフライパンでおそるおそるやってみました。牛肉、ネギ、松茸。

味付けは「すき焼きのたれ」ですが、なかなか美味しい。、手前にあるのが松茸です。

一本の松茸を半分にしてみたのですが、本当にきれいなもので、素晴らしい品質です。市場に出せば、多分、最高級品。

今度は、鍋にいれて、しらたきや焼き豆腐なども加えて、焼いていきます。

出来上がり。ノンアルコールビールとともに。

松茸は真ん中あたりです。盛り付けが今一つながら、贅沢な気分になりました。Iさんに感謝しながら、いただきました。