ジャズ歌手のビリー・ホリデイの生涯を綴ったドキュメンタリー映画「BILLIE」が長野県内で公開されたので観てきました。
チラシ表
チラシ裏。なお、この映画のパンフレットはないそうです。
チラシ掲載の写真から。右端は、左にビリー・ホリデイ、右にエラ・フィッツジェラルド。
チラシ掲載の写真から。
(チラシ掲載のあらすじ)
(感 想)
ビリー・ホリデイは、不世出のジャズ歌手と言われ、日本でもファンが多くいるようです。しかしながら、僕は彼女の声の質が好きになれず、アルバムは何枚か持っているものの、ほとんど聴きません。この映画で、ビリーの歌の素晴らしさの一端でも理解したいと思い出かけました。
しかし、ビリーの歌について、どうして素晴らしいかに触れた発言はほとんどなく、その点は残念でした。内容は、ビリー・ホリデイの生涯を映像とインタビューでたどるもので、やるせない話が多く、彼女が常にひもにたかられ、結果的にそれをよしとしている人生を送ったという印象が残りました。
ビリーの生涯を追う過程では、ジャズをとりまく音楽産業や娯楽産業の裏側を描き、人種差別にも触れた作品でもあります。度重なる妨害にもかかわらず製作・公開にこぎつけた関係者の努力はすごいものがあり、敬服しました。
【映画 BILLIE(ビリー)公式サイト】