安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

グラント・グリーン「NIGERIA」と長野東急デパート「金龍飯店」で夕食の話題

2021-10-24 19:30:00 | ギター

先日、長野東急デパート7階のレストラン街に行ったのですが、お店が2店撤退して、そこは、結婚相談所や美容系のお店になっていました。レストラン街としては淋しくなりましたが、まだ元気そうな「金龍飯店」で夕食にしました。活気が溢れているアルバム。

GRANT GREEN (グラント・グリーン)
NIGERIA (BLUE NOTE  1962年録音)

   

グラント・グリーン(g, 1935~79年)は、1960年にニューヨークに出てきて、すぐに注目を集めブルーノートに多くの録音を残します。本作は、1961年12月と62年1月にソニー・クラーク(p)と録音した3枚のアルバムのうちの一枚です。今回、廉価で復刻されたので、CDを購入しました。

メンバーは、グラント・グリーン(g)、ソニー・クラーク(p)、サム・ジョーンズ(b)、アート・ブレイキー(ds)。ソニー・クラークとともに、アート・ブレイキーの参加が注目で、セッションに活気を与えています。グリーンとブレイキーの共演は、この一作だけです。

曲目は次のとおり。

1  Airegin (Sonny Rollins)
2  It Ain't Necessarily So (Geroge Gershwin)
3  I Concentrate On You (Cole Porter)
4  The Things We Did Last Summer (Jule Styne)
5  The Song Is You (Jerome Kern)
6  Nancy(With The Laughing Face)(JImmy Van Heusen)
7 Airegin(Alternate Take) (Sonny Rollins)
ソニー・ロリンズ作「Airegin」以外は有名スタンダードです。個人的には、「The Things We Did Last Summer」(過ぎし夏の思い出)をやってくれているのが嬉しい。

グラント・グリーン(g)がソニー・クラーク(p)と録音した3作は、録音当時発売されず、お蔵入りしていました。内容がよいので、多分に営業上の理由だと思われます。本作の特徴は、アート・ブレイキーの参加で、煽ったり、ラテン系リズムを入れたりと、ドラムプレイが面白く聴けます。グラント・グリーンは絶好調で、すごいグルーヴ感を出している「It Ain't Necessarily So」や、テーマの繊細な歌い方から引き込まれる「The Things We Did Last Summer」など、聴きどころたくさんです。

【長野東急デパート7階 金龍飯店】

住所:長野県長野市南千歳1-1-1 ながの東急百貨店
電話:026-224-4028
ホームページ:金龍飯店 (kinryuuhanten.com)

ながの東急デパート外観。

7階のお店のインフォメーション。レストランが4つで、あとは、結婚相談、エステなどのお店です。以前は、レストランばかりでした。撤退したあとに、お店が入ってよかったです。空き店舗が一番困りますので。

右のイタリアントマトは時短営業しています。

金龍飯店入口

店内。閉店近いので、僕の他には一組のお客様がいただけです。

牛肉と中国野菜の炒め物定食を注文。

牛肉や野菜の量が多くてびっくり。ごはんを小盛りにしてもらってよかった。

麻婆豆腐ではありませんが、豆腐の料理。よい味でした。