2013年から小学館「ビッグコミック」にて連載開始した石塚真一さんの人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」がアニメ映画化され、上映されたので観に行ってきました。
(映画のパンフレットは、直径30cmのレコードサイズで、ジャケットに入っています。これはジャケット)
(あらすじ)
仙台の高校生・宮本大はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会った大は彼をバンドに誘い、大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり3人組バンド「JASS」を結成。3人は、日本最高のジャズクラブに出演することを目標に、活動を続けていく。
(声の出演者、監督などスタッフ)
宮本大:山田裕貴
沢辺雪折:間宮祥太朗
玉田俊二:岡山天音
監督:立川譲 (「名探偵コナン ゼロの執行人」などを監督)
脚本:NUMBER 8
アニメーション製作:NUT (「幼女戦記」シリーズを制作)
音楽:上原ひろみ
(感想など)
祝日の午後という上映時間のせいもあるとは思いますが、松本シネマライツの上映室(106席)が7割くらいはお客様で埋まっていて人気があるので驚きました。ビックコミック連載の石塚真一さんの漫画が人気があり、読んでいる方が多いのでしょう。
3人が、厳しい練習を経て、バンドとして一体化していく姿には、応援したくなる気持ちが湧いてきて、感動。声優さんの熱演もあって、感情がよく伝わってきて、アニメーション映画を映画館で初めて見たのですが、そう違和感がないものだと、感心しました。
音楽は、ピアニストの上原ひろみが担当し、オリジナル曲も使用されました。それらも良かったのですが、使われたジョン・コルトレーン作曲の「Impressions」が強烈に印象に残り、コルトレーンは凄かったと改めて感じました。主人公の宮本大のテナーサックスを担当した馬場智章のダークな音色、演奏が素晴らしい。
(以下、パンフレットから)
主人公の宮本大(テナーサックス)。演奏は、馬場智章(ばばともあき)が担当。
沢辺雪折(ピアノ)。演奏は、上原ひとみが担当。
玉田俊二(ドラム)。演奏は、石若駿が担当。
それぞれの場面から。
上は、ピアニストの沢辺雪折が、他のバンドの一員として出演したジャズクラブ「THE COTTON'S」、下は、3人が出演したジャズクラブ「SO BLUE」。モデルは、東京丸の内の「COTTON CLUB」と、南青山の「BLUE NOTE 東京」ですが、よく描けていて、雰囲気が出ています。
【映画「BLUE GIANT」公式サイト】