安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジェリ・サザーンのCD「BLUE NOTE, CHICAGO MARCH 1956」とローカルな「ブルーカード」の話題

2019-10-02 20:03:27 | ヴォーカル(E~K)

「ブルーカード 」(略して「ブルカ」)というカードをもっていて、加盟店で呈示すると、支払いの際に購入金額の1%がポイントとしてたまります。ブルカポイント3倍デーを設けているお店もあり、現金での支払いに限られますが、知らない間に2000ポイント以上たまっていて、500円の金券として使える500ブルカ券が4枚送られてきました。知らない間に発掘されていた音源。

JERI SOUTHERN (ジェリ・サザーン)
BLUE NOTE, CHICAGO MARCH 1956 (Uptown 1956年録音)

   

最近、ジャズのアルバムは、発掘ブームといっていいような様相を呈していて、ビル・エヴァンス、スタン・ゲッツ、ジョン・コルトレーンといったモダンジャズの巨人の未発表秘蔵音源がCDやLPで発売されています。それらにも興味はありますが、ひっそりと、ジェリ・サザーン(vo,p)の未発表ライブ音源が出ていて、これには飛びつきました。

ジェリ・サザーン(1921~91年)は、クラシックのピアノと声楽を学んでいますが、1940年代後半にシカゴのクラブに出演し初め、51年に録音した「You Better Go Now」でヒットを飛ばし、知られるようになります。デッカ、ルーレット、キャピトルに録音がありますが、61年には引退し、その後はヴォーカルコーチとしてハリウッドで働きました。

ややハスキーなアルトヴォイスで、抒情的で囁くような歌い方をします。特に、ピアノ弾き語りで歌っている時は、まるで目の前で歌ってくれているようです。今回のシカゴのクラブにおけるピアノトリオ編成のライブ盤は彼女のレパートリーの主なところがずらっと入っていて、大きなプレゼントでした。このCDは2016年に発売されています。

全部で20曲入っています。スイングして歌っている「I Get A Kick out of You」、「This Can't be Love」、「It's De-Lovely」、バラード系の「You Better Go Now」や「When I Fall in Love」、アカペラの「Scarlet Ribbons」あたりが印象的です。また、ピアノ独奏の「Too Late Now」では、両手のバランスのとれた見事な演奏も披露します。おなじみの「September in The Rain」や「Someone to Wach Over Me」もいい雰囲気です。

【本CD添付のブックレットから】 

   

1951年の「DOWN BEAT」誌では、表紙を飾っています。

最も左が「You Better Go Now」のシート・ミュージック。その右がジェリ・サザーンが1956年に出演した「CRESCENDO」。真ん中やや下にあるのは、シカゴのクラブ「Blue Note」のカード。最も右がCapitolレコードの宣伝写真。

ジェリ・サザーンのアルバム。日本盤レコードやCDなどで、音源は全部持っています。傑作は、下段の左から3番目のコール・ポーター集でしょうか。ピアノ弾き語りのライブ盤もよいですね。

【BLUE CARD(ブルーカード)】

500円のブルカ券(加盟店で金券として使えます)が4枚送られてきました。長野県内は信州コミュニケーションズが運営会社ですが、ブルーカードは日本の他の地域でも運営されているところがあります。ブルカのホームページへのリンク

500ポイント単位でブルカ券と交換になります。

加盟店の一覧。僕が利用するのは、ながの東急百貨店、平安堂(書店)、綿半ホームエイド(日用雑貨、食料品など販売)です。他に、紳士服のAOKI、シューマート、オートバックス、大戸屋、竹風堂なども加盟しています。

クーポン券のプレゼントも入っていました。



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