安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ダミタ・ジョー I'LL SAVE THE LAST DANCE FOR YOU

2015-09-23 20:07:01 | ヴォーカル(A~D)

先日、名古屋市のベースラインというライブハウスで、今岡友美さんの歌を聴きました。その記事は一昨日アップしましたが、そのライブの最後に歌われたのが、踊り明かそう(I Could Have Danced All Night)でした。ミュージカル「My Faire Lady」の中の曲ですが、明るくて華やかで、僕も好きな歌です。それも含んだダンスに関する曲が集められたアルバム。

DAMITA JO (ダミタ・ジョー)
I'LL SAVE THE LAST DANCE FOR YOU (Mercury 1961年録音)

   

ヴォーカルアルバムで「ダンス」と聞くと、すぐに僕が連想するのは、フランク・シナトラの「Come Dance With Me」(Capitol原盤)ですが、このダミタ・ジョーのものも忘れるわけにはいきません。ロックンロール(R&B)よりですが、スタンダードも収録されていて、ヴォーカルファンも充分楽しめます。彼女は日本ではあまり知られていませんが、ヒット曲をいくつも持つスターでもありました。

伴奏・編曲はスタン・アップルバウムが行っています。ダミタ・ジョーのヒット曲は、「I'll Save The Last Dance For You(ラスト・ダンスはあなたと)」、「Keep Your Hands Off Of Him」、「I'll Be There」、「If You Go Away」の4曲がビルボードで100位以内に入っています。最高は、「I'll Be There」の12位、次いで「I'll Save The Last Dance For You」が22位(R&Bでは16位)です。

曲は、ダンス特集です。「I'll Save The Last Dance For You」、「Ballerina」、「Dance with Me Henry」、「Let's Face the Music and Dance」、「When You Dance」、「Dancing on the Ceiling」、「Dance with a Dolly」、「Dancing with Tears in My Eyes」、「I Won't Dance」、「Dacing in the Dark」、「I Could Have Danced All Night」、「The Last Dance」の12曲。「I'll Save The Last Dance For You」は、ドリフターズのヒット曲「ラスト・ダンスは私に」のアンサーソングです。

ポップス寄りながら、スタンダード曲も入り、ダミタ・ジョーの快心の歌唱が聴けるアルバム。彼女の歌唱にはダイナ・ワシントンを思い浮かべるところがあります。「I'll Save The Last Dace For You」、「Dance With a Dolly」といったロックンロール的な曲はもちろん、スタンダードの「Let's Face The Music and Dance」やスキャットも披露する「I Won't Dance」など実力を発揮しています。アップルバウムの編曲はラッシュなストリングスも使って華麗です。


今岡友美ライブ(名古屋市BASSLINE(ベースライン))

2015-09-21 20:59:47 | 演奏会・ライブ

先日、愛知県名古屋市内に宿泊したので、夕食も兼ねてライブハウスに出かけました。JR名古屋駅近くの「ベースライン」というお店で、はじめて入りました。普段は、ピアノソロやピアノ弾き語りを聴かせているようですが、当日は、今岡友美&黒田和良3の出演で、「ニューヨークのジャズとヘンリーマンシーニ映画音楽集」をテーマとした内容でした。

     

メンバー:今岡友美(vo)、中島美弥(p)、長谷川英喜(b)、黒田和良(ds)。

曲目は覚えているものだけですが、次のとおりです。この他にピアノ・トリオで2曲の演奏がありました。テーマに相応しく、ヘンリー・マンシーニやデューク・エリントン作曲のもの、そしてニューヨーク関連の曲が歌われました。バンドの演奏もフューチャーするためか、乗りやすいものも取り上げられています。

Moon River (ムーン・リヴァー)
The Days of Wine and Roses (酒とバラの日々)
Charade (シャレード)
Autumn in New York (ニューヨークの秋)
My Shining Hour
Afro Blue
Caravan
It Don't Mean A Thing (スイングしなければ意味はない)
In A Sentimetal Mood
I Could Have Danced All Night (踊り明かそう)

スキャットも交えたジャジーな歌が続きましたが、中では「Autumn in New York」が抑え気味に歌われていてよかった。ピアノトリオは柔軟に伴奏をつけていました。予約を入れてあり、また一人だったせいでしょうか出演者に最も近い席に座ることになりました。音楽を聴いているのにはいいけれど、食事をするのに少し気を遣いました。

   

    

食事の方ですが、コース(前菜、サラダ、メイン、デザート)があったので、それを注文しました。料理はかなり美味しく、ビールとワインをいただいて、いい気分になりました。

    

こちらのお店は、午後5時から営業をしていて、演奏(午後7時30分から)のない時間でもJBLパラゴンから流れるジャズが楽しめます。JR名古屋駅からごく近いので、機会があれば、また寄りたいお店です。

   

【BASSLINE(ベースライン)】

住所:名古屋市中村区名駅3丁目16−15
電話:052-541-4755
営業:(日~木)PM5:00~AM0:00 (金・土)PM5:00~AM1:00
ホームページ: nagoyajazzbass


サム・ジョーンズ SEVEN MINDS

2015-09-20 09:47:02 | ベース・ドラムス

わざと遠回りしている朝の通勤ルートの途中に、コンビニのセブンイレブンがあります。このごろよく寄って、店頭で抽出し販売しているコーヒーを飲んで小休憩をしています。お店に入らず歩き続けた方が体にいいのですが、小さい椅子とカウンターも備えられていて、そこに座ってコーヒーを飲む誘惑にかられて、当分やめられそうにありません。「セブン」がタイトルについたアルバム。

SAM JONES (サム・ジョーンズ)
SEVEN MINDS (EAST WIND 1974年録音)

   

「Seven」がタイトルに出てくる曲は、ベニー・グッドマンとチャーリー・クリスチャン作「Seven Come Eleven」、ソニー・ロリンズ作「Blue Seven」、ビクター・フェルドマン作「Seven Steps to Heaven」、サム・ジョーンズ作「Unit Seven」などいくつもありますが、シダー・ウォルトンのピアノを聴きたかったので、これを取り出しました。サム・ジョーンズは「Seven」が好きですね。

メンバーは、サム・ジョーンズ(b)、シダー・ウォルトン(p)、ビリー・ヒギンズ(ds)。3曲に、桂 まさ也 ストリング・カルテットが加わります。この3人は、歌手の笠井紀美子の全国ツァーに参加していて、そのツァー中の1974年12月21日に東京で録音したアルバムです。それにしても、素晴らしいメンバーが来日していたものです。

曲は、サム・ジョーンズの自作が「Blues For Amos」、「Seven Minds」と「Miss, Morgan」、シダー・ウォルトン作が「Holy Land」(聖地)と「Le Maestro」、唯一のスタンダードが、リチャード・ロジャース作「I Didn't Know What Time It Was」(時さえ忘れて)で全6曲。ストリングス(弦楽四重奏)は、「Holy Land」、「I Didn't Know What Time It Was」、「Le Maestro」の3曲に使われています。

トリオの3人が多彩な表現をしていますが、ジョーンズ(b)とヒギンズ(ds)にも焦点が当たっていて、この二人が改めて素晴らしいプレイヤーだと思わせてくれます。「Blues For Amos」は、軽快なスイングぶりで、幕開けに相応しいナンバー。ストリングスが参加している「Holly Land」は、ウォルトン(p)の弾くイントロや弦のアレンジがロシアの作曲家のラフマニノフ風で、憂愁、壮大な感じがあります。「Le Maestro」は、ウォルトンがデューク・エリントンを偲んで作った曲ですが、ピアノトリオとストリングスのコラボレーションが曲想をよく表現しています。

【セブンイレブンのコーヒー】

JR長野駅近くのお店の様子です。

   

   

   

コンパクトで抽出時間が短いマシーン。この機械自体もヒット商品なのでしょう。

   

これが100円(税込)ですから、つい手が出てしまいます。


湯ノ丸山と烏帽子岳 (長野県東御市) (2)

2015-09-19 18:27:39 | 登山・ハイキング

【復 路】

既に烏帽子岳からはおりてきて、湯ノ丸山からおりてくる道と交わる小梨平まで来ています。

   

小梨平。烏帽子岳から下りてきて右へ進みます。左は湯ノ丸山から下りてきた道。

   

湯ノ丸高原キャンプ場の近くの白樺林。

   

烏帽子岳登山口。湯ノ丸高原駐車場はすぐ横です。

   

湯の丸高原駐車場のすぐそばにある、ロッジ「花紋」。こちらで栗ソフトクリームを買って食堂で食べました。
ロッジ花紋ホームページ:yunomaru.com 

   

栗ソフトクリーム。ボリューム満点で味も良く、歩いた後に最高でした。

【出会った花、蝶】

9月中旬なので、花は少ないと思っていましたが、たくさん咲いていました。特に、リンドウはそこかしこで見られ、また、秋の代表的な花の一つであるマツムシソウの写真(多分そうだと思います)を撮ることができました。一応わかったものの名前を写真の下に載せました。

   

   

オヤマリンドウ

   

マツムシソウ

   

   

リンドウ

   

   

ルリシジミ。蝶は他にもいたのですが、動きが早くて撮れませんでした。


湯の丸山と烏帽子岳 (長野県東御市) (1)

2015-09-18 21:01:08 | 登山・ハイキング

台風などで週末の天気がよくなかったのですが、9月13日(日)午後に湯ノ丸山(2,098m)と烏帽子岳(2,065m))に出かけることができました。花などの写真を撮りながらゆっくり歩いたので、所要時間は3時間22分でした。天気は今一つでしたが、雨にあうことはありませんでした。

湯の丸高原駐車場から、湯ノ丸山登山口~湯ノ丸山山頂~小梨平~烏帽子岳~小梨平~(キャンプ場経由)~烏帽子岳登山口~湯の丸高原駐車場という周回コースでした。秋の気配が濃厚でしたが、花がたくさん咲いていたのにはびっくりしました。湯ノ丸山と烏帽子岳は、僕のような初心者やファミリーにもお薦めできる歩いていて楽しい山です。

【行 程】

長野市自宅発 10:40
湯の丸高原(長野県東御市)駐車場着 12:00

湯ノ丸山登山口発 12:17
リフト終点 12:30
鐘分岐(遭難防止の鐘) 12:40
湯ノ丸山山頂(南峰) 13:12 (小休止)

湯ノ丸山山頂発 13:20
小梨平(鞍部、キャンプ場分岐点) 13:41
小烏帽子岳 14:10
烏帽子岳山頂 14:23 (休憩)

烏帽子岳山頂発 14:35
小烏帽子岳 14:47
小梨平 15:16
ツツジ平分岐 15:40 
キャンプ場 15:49
駐車場着 15:58

駐車場発 16:20
長野市自宅着 17:40 

【往 路】

   

湯ノ丸山の登山口。スキー場の中を登っていきます。

   

ゲレンデ内には牛が放牧されていました。

   

遭難防止の鐘。

   

湯ノ丸山は、ファミリー登山に最適です。途中であった家族連れ。二人は下山している途中です。

     

頂上手前。

   

頂上(南峰)。北峰があるのですが、全く知らずに烏帽子岳に向かいました。

   

天気がよくなくて、頂上からの眺望はほとんどききません。風が強く吹いていました。

   

湯ノ丸山山頂にある烏帽子岳への道を示す標識。下りが続きます。

   

湯ノ丸山頂から下りますが、しばらくはこのようなガレ場です。向こうに見えるのが、多分烏帽子岳。

   

小梨平。湯ノ丸山から降りきったところで、ここから烏帽子岳への上りになります。

   

しばらく行ったところですが、快適な道が続きます。

   

烏帽子岳稜線。右に折れて、小烏帽子岳、烏帽子岳に向かいます。

   

小烏帽子岳。

   

小烏帽子岳から烏帽子岳。青空が少しでてきました。

   

烏帽子岳山頂手前。

   

烏帽子岳山頂。遅い時間(14時23分)なので、他には誰もいませんでした。

   

烏帽子岳から群馬県方面。

   

烏帽子岳から浅間山方面。雲がかかっていてよくわかりませんが多分。