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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

乗金健朗著「コーヒーソングの名盤案内」紹介の曲、井上陽水とタモリの「コーヒー・ルンバ」、ガロ「学生街の喫茶店」など楽しみました。

2022-12-16 19:30:00 | 読書

乗金健朗著「コーヒーソングの名盤案内」(いなほ書房)を読みながら、関連の歌を聴きました。乗金さんは、大学卒業後、岡山市でジャズ喫茶「シャイン」を開店し、ジャズ・イベントなども主催された方です。

   

表紙。写っているレコードジャケットは、ペギー・リーの「Black Coffee」(12インチレコード)です。

面白くて、資料的に参考になる良い本です。全部でコーヒー関連の歌が20曲紹介されていますが、その中から4曲と、「学生街の喫茶店」など僕の持っているEP(17cm、45回転)レコードも聴いてみました。

(ブラック・コーヒー)

   

このジャケットは、10インチ(25cm)盤のものです。ペギー・リーの歌がよく知られています。僕は、12インチ(30cm)の日本盤しかもっていませんが、他の曲を含めて、結構好きです。

(参考)ペギー・リーの歌う「Black Coffee」が聴けます。

Black Coffee - Peggy Lee - YouTube

(MOLIEND CAFE  コーヒー・ルンバ)

   

日本語詞は、愉快なものになっていて、西田佐知子の歌でヒットしました。井上陽水さんとタモリさんが掛け合いを行い、陽水さんが歌を歌っている、面白い映像があります。

井上陽水×タモリ ギター漫才「コーヒールンバ」

(ブラジル)

     

サンバの楽しい曲です。ジミー・ドーシー楽団の演奏で、ボブ・エバリーとヘレン・オコネルが歌っています。途中からテンポアップしますが、優雅な歌です。

(参考)「Brazil」が聴けます。

Jimmy Dorsey - Brazil - YouTube

(コーヒー・カンタータ)

   

クラシックからは、バッハの「コーヒー・カンタータ」が取り上げられています。いわゆる世俗カンタータといわれるもので、愉快なやりとりが続く、カンタータです。

   

僕が聴いたのは、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンのCDです。宗教関連ではないので、親しみやすく、こういうカンタータなら演奏会で聴いてみたいと思いました。上記は、そのCDのジャケットです。

次からは、乗金健朗さんの「コーヒー・ソングの名盤案内」とは関連はありませんが、好きな曲なので、この際聴いてみました。喫茶店やスナックは、珈琲も出るだろうということで。

(学生街の喫茶店)

   

ガロが歌ったこの曲は、すぎやまこういちさんの作曲で、よく耳にしました。歌詞も素晴らしく、当時の学生の気分に合っていたと思います。

   

(参考)「学生街の喫茶店」が聴けます。

ガロ 「学生街の喫茶店」 - YouTube

(小さなスナック)

   

この歌もヒットしました。ちょっと珈琲からは遠くなりますが。

   

譜面が裏面にありました。メロディとコードは、シンプルで自然な感じです。昔の、胸キュンソングといってもいいかもしれません。

(参考)「小さなスナック」が聴けます。

パープル・シャドウズ Purple Shadows/小さなスナック Chiisana Snack (1968年) 視聴No.36 - YouTube

(あの時 君は若かった)

   

ザ・スパイダースのヒット曲です。懐かしいです。喫茶店、スナックの想い出もあり、その頃は若かったなと、感慨に耽っています。     

ザ・スパイダース 『あの時君は若かった』 1968年 - YouTube

EP盤もそう多くはありませんが、持っています。オールディーズや歌謡曲がほとんどですが、たまに取り上げます。


ローランド・ハナ「IMPRESSIONS」、ファミレス「ガスト」の「感動ハンバーグ」

2022-12-15 19:30:00 | ピアノ・トリオ

ファミレスのガストには、無料wifiがあり、電源もとれるので、最近、休憩に使っています。先日、休憩の続きで早めの夕食に「感動ハンバーグ」をいただきましたが、コースのシュリンプサラダが気にいりました。感動した作品を。

ROLAND HANNA (ローランド・ハナ)
IMPRESSIONS (AHEAD 1979年録音)

   

ローランド・ハナ(p, 1932~2002年)は、日本のヴィーナスレーベルでアルバムを作るなど、日本国内でも知られています。知名度が上がったのは、サドメルビッグバンドに参加してからですが、以来多くのアルバムを作っています。本作は、フランス録音で、上品な感じもする愛聴盤です。

メンバーは、ローランド・ハナ(p)、メジャー・ホリー(b)、アラン・ドーソン(ds)。メジャー・ホリーは、1924年、ハナと同じデトロイト生まれで、スイング系に近いスタイルだと思うのですが、堅実なリズムを送り出しています。録音は、フランスのニースで行われました。

曲目は、次のとおり。

1  I Love You (Harry Archer)
2  Lover Come Back To Me (Sigmund Romberg) 【恋人よ我に帰れ】
3  Body and Soul (Johnny Green)  【身も心も】
4  Impressions (John Coltrane)
5  The Lonely Ones (Roland Hanna)
6  What A Difference A Day Made (Maria Grever) 【恋は異なもの】
7  Drinkin' Wine Slowly (Roland Hanna)
ハナの自作2曲に、あとはスタンダード曲です。1の「I Love You」は、コール・ポーターのものとは同名異曲です。7「Drinkin' Wine Slowly」は、タイトルも面白いですが、なかなかの佳曲。

先日、札幌でオリジナル盤を購入したアルバムです。聴いたのは、日本フォノグラムから出された日本盤ですが、これは、2015年に仙台のジャズ喫茶「カウント」で初めて聴いて、とても良かったので購入したものです。「I Love You」では、よくスイングすると同時に、和音のサウンドが心地よく、右手シングルトーンによる高音部の急速調パッセージが効果的。ソロによる「Body and  Soul」は、華麗さがきわだち、「What A Difference A Day Made」は、やや早いテンポが意外で、楽しい。

(先日購入したオリジナル盤のジャケット)

   

(参考)本作から「Impressions」が聴けます。

Impressions - YouTube

 

【ファミレス「ガスト」の感動ハンバーグ】

ホームページ(スカイラークグループ):ガスト | すかいらーくグループ (skylark.co.jp)

ガスト豊科店

店内。端の方に腰かけました。

感動ハンバーグコースのメニュー。

コーンポタージュ。寒い日だったので、温かくて良かった。

シュリンプサラダ。フルーツがさっぱりとして、美味しい。

ごはんは小盛です。

ハンバーグの中には、ポテトチーズクリームが入っています。

デザートは、ロボットが運んできてくれました。店内は、夕食時が近くなってきたので、お客様が入りだしています。

デザートのグラスショートケーキ。イチゴがのって、クリームが甘すぎず、良い品物でした。


安曇野市穂高のそば処「安留賀(あるが)」で「ミニ天丼 そばセット」の昼食

2022-12-14 19:30:00 | グルメ

「安留賀」は、安曇野市宅から比較的近い蕎麦屋さんですが、混んでいることが多く、入ったことがありませんでした。今回、天気が良くなく、時間も早めだったので、寄りました。

駐車場が広く、店内も座敷があるなど、広いです。メニューには、馬刺しや信州サーモンなどがあり、観光でみえるお客様に喜んでもらえそうなお店です。ミニ天丼と蕎麦のセットはまずまずでした。

駐車場。敷地が広く、駐車可能台数が多いためか、特に行楽シーズンは多くの車で賑わっています。

外観

入口

店内。囲炉裏が作ってあります。このカウンター席に腰かけました。

店内は座敷や小上がりがあります。席と席の間を広くとってあり、好印象でした。入店した際には、お客様は3~4組いました。

「ミニ天丼半そばセット」の半そばを、冷そばの並盛にして注文。

ミニ天丼とそばのセット

これで並盛ですが、量は結構ありました。

更科だと思いますが、白くて細い麺です。

薬味

小鉢。豆腐などですが、この豆腐はなかなかおいしかった。

野沢菜の漬物

ミニ天丼。ごはん少な目で、ちょうどよかったです。ピーマンと海老一匹がのっています。

そば湯

濃い目でした。たくさん茹でているからだと思います。馬刺し、信州サーモン、岩魚や山葵など、いろいろなメニューがあるので、特に遠くから来るお客様に喜んでもらえそうでした。

【そば処 安留賀(あるが)】

住所:長野県安曇野市穂高737-1
電話:0263-82-8282
ホームページ:そば処 安留賀 | 信州 安曇野 名水とわさびの郷の手打ち蕎麦屋 (aruga-soba.jp)


益田ミリ著「タイムトラベル世界あちこち旅日記」(毎日文庫)を読みました。

2022-12-13 19:30:00 | 読書

書店で見て面白そうだったので、益田ミリ著「タイムトラベル世界あちこち旅日記」を購入。日本経済新聞夕刊の連載(2021年1月5日~6月22日)を、加筆、改変、改題し、書籍化したものです。

   

表紙。著者は、イラストレーターだけに、楽しい表紙になっています。

(裏表紙にある本書の紹介)

   

(目 次) 出かけた国が目次になっています。

(感 想)

益田ミリさんの軽妙でユーモア溢れる文章が、面白く、癒されました。出かけた国での飲食や買い物、名所見物とその感想が主なのですが、現地の方との交流も描かれていて、心温まるエッセイです。

著者の初めての海外旅行は1987年の美術学校のイタリア研修旅行で、恋の成就を願ってトレビの泉にコインを2枚投げ入れたところから始まっていますが、仕事だけでなく、ツァーに加わって個人で多くの国に出かけていて、本当に旅好きです。

14「チェコ モーツァルトをプラハの教会で」や19「ドイツ 冬のベルリンで焼きソーセージ」が印象深い。夜の教会コンサートでモーツァルトに涙したり、クリスマスマーケットの焼きソーセージを美味しそうに頬張る場面を読んでいたら、ヨーロッパに出かけたくなりました。

(文中のイラストや写真から)

      

   

   

(著者の紹介)


小島のり子(フルート)トリオ・ライブ(12月11日 安曇野市いさつ歯科医院)

2022-12-12 19:30:00 | ジャズライブ

12月11日(日)に、フルートの小島のり子さんのライブが安曇野市いさつ歯科医院でありました。2012年に飯田市、2016年と2019年に安曇野市で聴いていて、小島さんの演奏を聴くのは今回が4回目です。

   

チラシ。「jazz flute Tiro」と印刷されていますが、多分『Tiro』は『 Trio』だと思います。でも、『Tiro」も語感がよくて、悪くありません。

(出 演)

小島のり子(フルート)
天野丘(ギター)
落合康介(ベース) 

(曲 目)

1  Lady Luck (Thad Jones)
2  Fungii Mama (Blue Mitchell)
3  You Taught My Heart to Sing (McCoy Tyner)
4  Anti Climax (Lee Morgan)
5  花の香 (小島のり子)

《休憩》

1  Keep Me in My Mind (John Scofield)
2  Domino (Louis Ferrari)
3  Lush Life (Billy Strayhorn)
椰子の実やしのみ) (大中寅二)
5  Bright Mississippi (Thelonious Monk)
6  There Will Never Be Another You (Harry Warren) (あなたなしでは)【アンコール曲】

(感 想)

小島さんは、曲目の紹介をしてから演奏に入るのですが、今回の選曲、解説ともに素晴らしく、それだけで出かけた甲斐がありました。演奏曲目は、僕のように1950年代~70年代くらいに録音されたジャズを好きな人には、感涙ものの曲が並んでいます。

「Lady Luck」は、エルヴィン・ジョーンズの「Elvin」(Riverside)収録曲で、僕も好きな曲です。ブルー・ミッチェルの「Funjii Mama」は「The Thing To Do」(Blue Note)収録、リー・モーガンの「Anti Climax」は「The Sixth Sense」(Blue Note)収録と、ライブでこんな曲が聴けるとは、驚きました。

ローランド・カークに名演のある「Domino」を、濁った音も交えて小島さんが熱演し、童謡「椰子の実」では、落合さんが馬頭琴をプレイするなど、演奏も印象に残りました。できれば、ピアノトリオの伴奏で、これらの曲を聴いてみたいと思いながら、会場を後にしました。

演奏終了時にメンバー紹介をしている小島さん。

【小島のり子 ホームページ】

Noriko KOJIMA – Jazz Flute World (kojinori.com)

 

(出演者のプロフィール)

【当夜のいさつ歯科医院】

開始前のステージ

小島のり子作のCDの引き延ばしたジャケットが飾ってありました。左の「Songs for My Sake」は持っています。