安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

長谷川陽子チェロ・リサイタル (1月20日 上田市サントミューゼ)

2023-01-21 19:20:22 | クラシック演奏会

長谷川陽子チェロ・リサイタルが、上田市のサントミューゼで開催されたので聴きに行きました。ベートヴェンとラフマニノフのチェロ・ソナタが楽しみです。

   

チラシ表

(出 演)

チェロ:長谷川陽子
ピアノ:松本和将 (まつもと かずまさ)

長谷川陽子さんは、桐朋学園音楽大学を経て、シベリウス・アカデミーでアルト・ノラス氏に師事。国内外の主要オーケストラと共演するほか、ソロ・リサイタルや室内楽で活躍。桐朋学園大学音楽学部准教授。松本和将さんは、日本音楽コンクール優勝、エリザベート王妃国際コンクール5位入賞、多くのオーケストラと共演するほか、リサイタルで活躍。名古屋音大客員准教授、東京音大講師。詳細は下記をご覧下さい。

(曲 目)

プロコフィエフ / チェロ・ソナタ ハ長調 作品119
ベートーヴェン / チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69

  〈休憩〉

三善晃 / 母と子のための音楽
ラフマニノフ / チェロ・ソナタ ト短調 作品19

カサド / 親愛なる言葉 (アンコール曲)
カザルス / 鳥の歌 (アンコール曲)

 (感 想)

長谷川陽子さんの、伸びやかで明るく、リズムを感じさせる演奏は魅力的で、なかなかよいリサイタルでした。松本和将さんについても、サウンドの美しさやダイナミクスが感じられ、見事な演奏ぶりでした。

プログラムが良くて、プロコフィエフのソナタからカザルスの鳥の歌まで楽しめました。プロコフィエフのソナタは、初めて聴きましたが、意外に明るく楽しい曲調で、暗い作曲家だと思っていたので、驚きました。冒頭で長谷川さんが出した重厚な低音も記憶に残りました。

最も印象に残った曲は、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番です。二人の息があっていて、特に第3楽章は、テンポがアップしていき、クライマックス部分は燃えるようでした。チェロの高い部分の音も使うので、音色の変化も楽しめました。

(出演者のプロフィール)

【長谷川陽子オフィシャルサイト】

長谷川陽子オフィシャルサイト (yoko-hasegawa.com)

【松本和将オフィシャルサイト】

Kazumasa Matsumoto Official Website (kaz-matsumoto.com)


長野市北石堂町「麺屋どんく」の「鴨と魚介のWスープ チャーシュー麺」。

2023-01-20 19:00:00 | グルメ

デューク・ジョーダンやダスコ・ゴイコヴィッチがライブを行ったジャズ喫茶「Groovy」があった建物の前を通ったら、ラーメン屋さんが営業をしていました。どんな様子か興味が湧き、二階のお店へ。

「麺屋どんく」は、この辺では珍しい鴨出汁がベースのスープを使っていました。チャーシュー麺を注文しましたが、あっさりとした感じで、チャーシューが美味しかった。

入口。建物の二階がお店になります。

   

この階段は懐かしい。ジャズスポットの「Groovy」は、ランチも提供していて、昼間にも行きました。まだ若かったマスターがお亡くなりになり、閉店してしまいました。

店内。ここに置かれていたグランドピアノと平面スピーカーを想い出しました。

入口。水はセルフサービスで持ってきます。

メニュー。どれを注文していいかわからなかったので、肉を食べようとチャーシュー麺(焼豚麺)にしました。

焼豚麺。スープが澄んでいて、油もそう多くなさそうで、あっさり系に見えましたが、味もそんな感じでした。

麺はやや細めでストレートです。量は結構ありました。

チャーシューは、薄くて柔らかくて、食べやすいものです。ご飯がほしくなりました。

ネギのトッピング。

自家製の七味。後半に少し使いましたが、香りが立って、入れるとひと味違うものになりました。

煮卵がほしくなり、追加で注文。

トロトロでした。

しっかりとした箸を使っています。

のどぐろスープのラーメンもあるようです。

【麺屋 どんく】

住所:長野県長野市北石堂町1398−1  2階
電話:026-217-6607
ホームページ:麺屋どんく - 長野(長野電鉄)/ラーメン | 食べログ (tabelog.com)


ブラッド・メルドー「PROGRESSION art of the trio, volume 5」、無料wifiが使えるコメダ珈琲上田緑が丘店でモーニング。

2023-01-19 19:00:00 | ピアノ・トリオ

コメダ珈琲上田緑が丘店へ入ったところ、無料のwifiや電源が使えて驚きました。長野市や安曇野市のお店では、このサービスはありません。録音時間が長く、サービスの良いCDです。

BRAD MEHLDAU (ブラッド・メルドー)
PROGRESSION art of the trio, volume 5 (Warner Bros. 2000年録音)

  

ブラッド・メルドー(p, 1970年生)のアルバムを取り上げるのは、初めてです。現代のジャズを代表する一人ですが、スタイルの幅が広く、ロックやポップスの曲をカバーするなど、ハードバップファンの僕にはとっつきにくい気がしていました。しかし、「アート・オブ・ザ・トリオ」シリーズは結構楽しめます。 

メンバーは、ブラッド・メルドー(p)、ラリー・グレナディア(b)、ホルヘ・ロッシ(ds)。ニューヨークのジャズクラブ「ヴィッレッジ・ヴァンガード」で、2000年9月22日から24日にかけてライブ収録されています。

曲目は次のとおり。

Disc 1

1  The More I See You (Harry Warren)
2  Dream's Monk (Brad Mehldau)
3  The Folks Who Live on the Hill (Jerome Kern)
4  Alone Together (Arthur Schwartz)
5  It Might as Well Be Spring (Richard Rodgers)
6  Cry Me a River (Arthur Hamilton)
7  River Man (Nick Drake)
Disc1では、5曲のよく知られたスタンダード曲に、ブラッド・メルドーのオリジナルと、ニック・ドレイクの曲を収録。バラード「Cry Me a River」を選曲しているのは意外。

Disc 2

1  Quit (Brad Mehldau)
2  Secret Love (Paul Francis Webster)
3  Sublation (Brad Mehldau)
4  Resignation (Brad Mehldau)
5  Long Ago and Far Away (Jerome Kern)
6  How Long Has THis Been Going On (George Gershwin)
Disc2では、ブラッド・メルドー作が3曲、あとの3曲はスタンダード曲です。「Secret Love」や「Long Ago and Far Away」は好きな曲なので嬉しい。

本作は、「アート・オブ・ザ・トリオ」シリーズの5作目です。これ以降、メルドーはいろいろなフォーマットを使うようになりますが、ここでは、ピアノトリオの編成で、スタンダード曲も入り、スイングする演奏を行っています。アップテンポの「The More I See You」や、トリオの3人が絡みあう「Long Ago and Far Away」など、優れています。バラードの「Secret Love」や「How Long Has This Been Going On」でも、繊細、華麗で引き出しの多いメルドーらしい演奏が楽しめます。

【ワーナー・ミュージック・ジャパンのブラッド・メルドーのページ】

Brad Mehldau / ブラッド・メルドー | Warner Music Japan (wmg.jp)

バイオグラフィーや新譜情報、来日情報に加え、一部の音源も聴けるなど、よく出来たホームページです。

 

【コメダ珈琲店上田緑が丘店】

住所:長野県上田市緑が丘1丁目1番6号
電話:0268-71-5133
ホームページ:コメダ珈琲店 (komeda.co.jp)

 
外観。基本的にデザインは一緒です。
 
 
入口。営業時間は7時から23時まで。
 
 
店内。ゆったりとしていて嬉しい。
 
 
それに加えて、コメダの無料wifiが使えます。また、電源のとれる席もあります。上田では、スタバに入ることが多いのですが、コメダ珈琲緑が丘店も良さそうです。
 
 
モーニングのメニュー。このところコメダ珈琲は、安曇野店などwifiがないので、敬遠していたので、「ローブパン」は初めて見ました。これを注文してみよう。
 
 
ブレンドコーヒーを注文。ローブパンにゆで卵、それに追加で「あんこ」をもらいました。
 
 
ローブパンには、柔らかめで食べやすいパンでした。
 
 
「あんこ」は、名古屋発祥のコメダ珈琲ならではの、商品です。
 
 
珈琲。結構美味しくいただきました。
 
 
トイレの近くの壁には、レコードジャケットが展示してありました。びっくりしましたが、このへんもフランチャイズなので、オーナーの趣味が出ているのかもしれません。
 
  
 
スリー・ディグリーズのEP盤。懐かしい。
  
  
 
これも懐かしい。
 
  
 
違う壁には、ポール・マッカートニーのLPのジャケットが展示してありました。ユニークなコメダ珈琲の店舗です。また寄ります。

先日の藤田真央 プレイズ・モーツァルトが良かったので、モーツァルトやショパンの曲を聴きました。

2023-01-18 19:00:00 | クラシック

藤田真央 プレイズ・モーツァルトwith OEKの演奏会(その記事へのリンク)が良く、改めて、モーツァルトの音楽を聴きたくなりました。その演奏会の曲目に加え、映画で使われた名旋律の曲、さらに藤田真央のショパン集など、2日間にわたり、CDで楽しみました。

(1)藤田真央 プレイズ・モーツァルトで演奏されたピアノ協奏曲第21番、第27番。

   

ピアノ協奏曲第21番・第27番。ロベール・カサドゥシュ(ピアノ)、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、コロンビア交響楽団(1961年、1962年録音)。

カサドゥシュの演奏も気品があり素晴らしく、セル指揮の管弦楽のサウンドとともに、美しさの極みといっていいほど。第21番第2楽章は、スウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」で使われました。

(参考)第21番第2楽章が聴けます。

モーツァルト: ピアノ協奏曲第21番:第2楽章「エルヴィラ・マディガン」[ナクソス・クラシック・キュレーション #癒し] - YouTube

 

(2)藤田真央プレイズ・モーツァルト演奏会で、アレックサンドロ・ボナート指揮オーケストラ・アンサンブル金沢が演奏した交響曲第40番

   

交響曲第40番。カール・シューリヒト指揮パリ・オペラ座管弦楽団(1964年録音)。

昔からの愛聴盤です。他の3曲の交響曲は、テンポが速めですが。第40番に限っては、シューリヒトは、遅めのテンポをとっています。出だしは、モーツァルトの書いた最高のメロディーの一つ。

(参考)カール・シューリヒト指揮パリ・オペラ座管弦楽団。全部だと長いので、第1楽章や冒頭だけでも。

モーツァルト 交響曲 第40番 ト短調 K.550 シューリヒト/パリ・オペラ座管 Mozart Symphony No.40 - YouTube

 

(3)ポストホルンやアイネ・クライネ・ナハトムジークなど管弦楽曲

   

   

モーツァルト:セレナード「ポストホルン」など。ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団。

ポストホルン(1969年録音)は、颯爽としていて、アンサンブルが素晴らしい。多分、初めて聴いた「協奏交響曲」は、ヴィオラが活躍する曲で、実演で聴きたくなりました。クラリネット協奏曲も含め、とても良いアルバム。

 

(4)クラリネット協奏曲

   

モーツァルト:クラリネット協奏曲。レオポルド・ウラッハ(クラリネット)、ロジンスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1954年録音)。

ウィンナ・クラリネットの柔らかな響きに魅せられます。このクラリネット協奏曲第2楽章は、アメリカ映画「愛と哀しみの果て」で使われています。

(参考)エルンスト・オッテンザマー(クラリネット)の独奏で、第2楽章が聴けます。

モーツァルト: クラリネット協奏曲:第2楽章[ナクソス・クラシック・キュレーション #ロマンチック] - YouTube

 

(5)レクイエム

   

モーツァルト:レクイエム。鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(2013年録音)。

実は、買ったはいいものの、宗教曲は苦手なので、ほとんど積んでおいたCDです。バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏は、実際に3~4回聴いているので、親しみも湧きましたが、まだ消化不良です。

 

6)藤田真央「ショパン スケルツォ/即興曲」

   

藤田真央(ピアノ)「ショパン:スケルツォと即興曲」(2019年2月録音)。

締めくくりは、モーツァルトではないのですが、藤田真央さんのCDを聴きました。2019年に2位に入賞したチャイコフスキーコンクールの4か月前の録音です。ショパンのスケルツォ1~4番と即興曲1~4番に加え、演奏会用アレグロを演奏しています。音色の美しさや生き生きとした表情が、好印象です。


JR大糸線穂高駅(安曇野市)近くの「そば処 一休庵」の「一休セット」でランチ。

2023-01-17 19:00:00 | グルメ

先週末の土曜日、前から気にかかっていた蕎麦店「一休庵」を訪れました。穂高神社や穂高駅の近くで、観光でお見えの方に人気のある蕎麦屋さんで、営業時間が11時から17時と寄りやすいです。

蕎麦に加え、信州サーモン丼も付いてくる「一休セット」を注文。蕎麦は普通に美味しく、そばかりんとうも付いたセットは、ランチに適していました。

外観。駐車場は、お店の前と、道の反対側にもあります。首都圏など県外の車が目立ちます。

入口

店内。テーブル席

小上がりもあります。

冷たいそばのメニュー。「アルプスわさびそば」や「なごり雪」といった、変化のあるメニューもあります。

「なごり雪」は、ぶっかけそばのようです。

注文した「一休セット」。

箸袋には、北アルプスの山が印刷してあります。

そば。細目で、やや柔らかめなものでした。

色もよくて、蕎麦そのものは、よい感じです。

薬味とつゆ。つゆは、僕には塩辛く、たっぷりとつけると具合よくありません。少量つけて食べると、ちょうとよい味になりました。

ミニ信州サーモン丼。信州サーモンは、長野県水産試験場が開発したお魚です。説明:信州サーモンのご紹介/水産試験場 (nagano.lg.jp)

漬物。野沢菜の茎の部分です。

自家製のそばかりんとう。お茶うけにも良さそうでした。

そば湯

粘着系です。僕は、もう少しサラサラしたものが好きです。

横の通りから、北アルプス方面。

【そば処 一休庵】

住所:長野県安曇野市穂高5957-4
電話:0263-82-8000
営業時間:11:00~17:00(ラストオーダー16:50)
定休日:月曜日 ※祝日の場合翌日、9月、1月に連休あり
ホームページ:そば処 一休庵 (ikkyuan.jp)そば処 一休庵 - 穂高/そば | 食べログ (tabelog.com)