1月21日(土)に群馬交響楽団の定期演奏会が高崎芸術劇場であったので、聴きました。指揮は飯森範親、サクソフォン独奏が住谷美帆。
(出 演)
指揮:飯森範親
サクソフォン:住谷美帆
管弦楽:群馬交響楽団
飯森範親さんは、1963年生まれ、桐朋学園大学指揮科卒業。現在、パシフィックフィルハーモ二ア東京音楽監督、日本センチュリー交響楽団首席指揮者、山形交響楽団桂冠指揮者などを務め、この4月から群馬交響楽団常任指揮者に就任予定。住谷美帆さんは、2018年東京藝術大学卒業。第9回サクソフォンコンクール(スロヴェニア)優勝、2022年アイオロス国際管楽器コンクール(デュッセルドルフ)サクソフォン部門第2位。新日本フィル、東京フィル、関西フィルなどと共演。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
(曲 目)
ウェーバー / 歌劇「オイリアンテ」J.291から序曲
西村朗 / サクソフォン協奏曲「魂の内なる存在」
〈休憩〉
マーラー / 交響曲第1番 ニ長調「巨人」
(感 想)
この4月から群馬交響楽団の常任指揮者に就任する飯森範親さんの出演ということもあってか、高崎芸術劇場大ホールは満員に近い盛況でした。群馬県の皆さんの期待の高さが表れているように思いました。
マーラーの「巨人」は、飯森さんの指揮のもと、マーラーの若い時の作に相応しい、明るめの良い演奏でした。セクション毎に楽器の響きが明晰で、色彩感も豊かでした。特にホルンセクションが良く、第3楽章のコントラバスの演奏も印象に残りました。
西村朗さん作曲のサクソフォン協奏曲は、雅楽のような部厚いサウンドが鳴っていて、面白い曲でした。住谷美帆さんは、難曲のはずですが、そうは感じさせない演奏ぶり。ソロを聴いていたら、なんとなく、ジャズのエリック・ドルフィーのアルバムを聴きたくなりました。
(出演者のプロフィール)
飯森範親オフィシャルサイト:飯森範親オフィシャルサイト | -NORICHIKA IIMORI OFFICIAL SITE- (iimori-norichika.com)
住谷美帆ホームページ:Artists - アーティスト|concert imagine
【あらかじめ聴いたマーラー交響曲第1番「巨人」のCD】
ファビオ・ルイージ指揮ウィーン交響楽団(2012年発売)。金管、弦の響きがきれいで、録音も優れていると思います。