安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

先日の藤田真央 プレイズ・モーツァルトが良かったので、モーツァルトやショパンの曲を聴きました。

2023-01-18 19:00:00 | クラシック

藤田真央 プレイズ・モーツァルトwith OEKの演奏会(その記事へのリンク)が良く、改めて、モーツァルトの音楽を聴きたくなりました。その演奏会の曲目に加え、映画で使われた名旋律の曲、さらに藤田真央のショパン集など、2日間にわたり、CDで楽しみました。

(1)藤田真央 プレイズ・モーツァルトで演奏されたピアノ協奏曲第21番、第27番。

   

ピアノ協奏曲第21番・第27番。ロベール・カサドゥシュ(ピアノ)、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、コロンビア交響楽団(1961年、1962年録音)。

カサドゥシュの演奏も気品があり素晴らしく、セル指揮の管弦楽のサウンドとともに、美しさの極みといっていいほど。第21番第2楽章は、スウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」で使われました。

(参考)第21番第2楽章が聴けます。

モーツァルト: ピアノ協奏曲第21番:第2楽章「エルヴィラ・マディガン」[ナクソス・クラシック・キュレーション #癒し] - YouTube

 

(2)藤田真央プレイズ・モーツァルト演奏会で、アレックサンドロ・ボナート指揮オーケストラ・アンサンブル金沢が演奏した交響曲第40番

   

交響曲第40番。カール・シューリヒト指揮パリ・オペラ座管弦楽団(1964年録音)。

昔からの愛聴盤です。他の3曲の交響曲は、テンポが速めですが。第40番に限っては、シューリヒトは、遅めのテンポをとっています。出だしは、モーツァルトの書いた最高のメロディーの一つ。

(参考)カール・シューリヒト指揮パリ・オペラ座管弦楽団。全部だと長いので、第1楽章や冒頭だけでも。

モーツァルト 交響曲 第40番 ト短調 K.550 シューリヒト/パリ・オペラ座管 Mozart Symphony No.40 - YouTube

 

(3)ポストホルンやアイネ・クライネ・ナハトムジークなど管弦楽曲

   

   

モーツァルト:セレナード「ポストホルン」など。ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団。

ポストホルン(1969年録音)は、颯爽としていて、アンサンブルが素晴らしい。多分、初めて聴いた「協奏交響曲」は、ヴィオラが活躍する曲で、実演で聴きたくなりました。クラリネット協奏曲も含め、とても良いアルバム。

 

(4)クラリネット協奏曲

   

モーツァルト:クラリネット協奏曲。レオポルド・ウラッハ(クラリネット)、ロジンスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1954年録音)。

ウィンナ・クラリネットの柔らかな響きに魅せられます。このクラリネット協奏曲第2楽章は、アメリカ映画「愛と哀しみの果て」で使われています。

(参考)エルンスト・オッテンザマー(クラリネット)の独奏で、第2楽章が聴けます。

モーツァルト: クラリネット協奏曲:第2楽章[ナクソス・クラシック・キュレーション #ロマンチック] - YouTube

 

(5)レクイエム

   

モーツァルト:レクイエム。鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(2013年録音)。

実は、買ったはいいものの、宗教曲は苦手なので、ほとんど積んでおいたCDです。バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏は、実際に3~4回聴いているので、親しみも湧きましたが、まだ消化不良です。

 

6)藤田真央「ショパン スケルツォ/即興曲」

   

藤田真央(ピアノ)「ショパン:スケルツォと即興曲」(2019年2月録音)。

締めくくりは、モーツァルトではないのですが、藤田真央さんのCDを聴きました。2019年に2位に入賞したチャイコフスキーコンクールの4か月前の録音です。ショパンのスケルツォ1~4番と即興曲1~4番に加え、演奏会用アレグロを演奏しています。音色の美しさや生き生きとした表情が、好印象です。