松本市梓川のスープカレーの店「MERA(メラ)」に寄りました。2回目ですが、訪れる人が多く繁盛している様子です。カキフライのスープカリーは、美味しく、また行きます。繰り返し聴いているレコードです。
DUSKO GOYKOVICH (ダスコ・ゴイコヴィッチ)
AS SIMPLE AS IT IS (Session, MPS, BASF 1970年録音)
ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp, 1931年生)は、大好きなトランペッターで、近年出されたCDも購入しています。マイルス・デイビスからの影響が見られますが、作曲した作品やアドリブに哀愁フレーズが入るなど個性もあります。本作は、権利の関係からか、CD化されていませんが、日本盤レコードは出ていました。
メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp, flh)、フェルドナンド・ポヴェル(fl)、ラリー・ヴコヴィッチ(p)、イズラ・エッキンガー(b)、クラレンス・ベントン(ds)。国際色豊かなメンバーです。1970年1月23日、ドイツのミュンヘンのクラブ「ドミシル」におけるライブ録音。
曲目は次のとおり。
1 Soul Brothers (Dusko Goykovich)
2 Domicile Blues (Dusko Goykovich)
3 Madison Walk (Dusko Goykovich)
4 As Simple As It Is (Dusko Goykovich)
4曲ともに、ダスコ・ゴイコヴィッチのオリジナルで、やや哀愁を帯びた曲調が多い。
モダン・ハード・バップの快作といってよいアルバム。30年以上前に買ったレコードを、たまに聴きますが、聴く度に興奮させられ、カタルシスを得るような気がします。「Soul Brothers」のゴイコヴィッチ(tp)とポヴェル(ts)の2管によるハーモニーのテーマ、それに続く二人のソロが最大のききもの。以下の3曲はマイナー(短調)の曲のようですが、「Domicile Blues」におけるゴイコヴィッチの美しい吹奏、「Madison Walk」、「As Simple As It Is」におけるポヴェルの熱演などと、聴きどころ満載。
ジャケットの裏面
(参考)なお、このドミシルのライブにおける、本アルバムに収録されなかった「I Remember Clifford」、「Inga」、「Tell It Like It Is」の3曲は、Enjaレーベルから発売されたCD「Portrait」に収録されていて、廉価の日本盤が出ています。拙ブログの関連記事:ダスコ・ゴイコヴィッチ「PORTRAIT」
安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、左から、アルヴィン・クイーン=ダスコ・ゴイヴィッチ「A Day in Holland」、アルヴィン・クイーン「ASHANTI」、ダスコ・ゴイコヴィッチ「After A Long Time」、本作「As Simple As It Is」、ダスコ・ゴイコヴィッチ「Belgrade Blues」(10インチ再発LP)。
【MERA(メラ)】
住所:長野県松本市梓川倭555-1 YAMATO第一ビル
電話:0263-30-8570
ホームページ:スープカリーの店 MERA - 新村/スープカレー | 食べログ (tabelog.com)
看板
お店の外観
カウンター席。テーブル席は満席で、お客様が次々にやってきました。人気店になっているようです。
カウンター席の前の方に、いろいろな香辛料の瓶が置いてありました。
座った席の前に張り出してあった、張紙が目について、冬のお薦めの、このスープカレーを注文。
広島県産大粒カキフライの海老だしスープカリー。ご飯は小盛りです。
そのあと、「岩海苔」を乗せ忘れたと、届けてくれました。
岩海苔の一部もトッピング。これで完成です。
このカキフライは、掛け値無しに大粒で、すごく美味しく、カキフライにライスだけでもいけそうでした。
野菜も盛りだくさんで、最後までしっかりといただきました。海老だしのスープは濃い目でした。この冬、また寄りたい。