長谷川陽子チェロ・リサイタルが、上田市のサントミューゼで開催されたので聴きに行きました。ベートヴェンとラフマニノフのチェロ・ソナタが楽しみです。
チラシ表
(出 演)
チェロ:長谷川陽子
ピアノ:松本和将 (まつもと かずまさ)
長谷川陽子さんは、桐朋学園音楽大学を経て、シベリウス・アカデミーでアルト・ノラス氏に師事。国内外の主要オーケストラと共演するほか、ソロ・リサイタルや室内楽で活躍。桐朋学園大学音楽学部准教授。松本和将さんは、日本音楽コンクール優勝、エリザベート王妃国際コンクール5位入賞、多くのオーケストラと共演するほか、リサイタルで活躍。名古屋音大客員准教授、東京音大講師。詳細は下記をご覧下さい。
(曲 目)
プロコフィエフ / チェロ・ソナタ ハ長調 作品119
ベートーヴェン / チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69
〈休憩〉
三善晃 / 母と子のための音楽
ラフマニノフ / チェロ・ソナタ ト短調 作品19
カサド / 親愛なる言葉 (アンコール曲)
カザルス / 鳥の歌 (アンコール曲)
(感 想)
長谷川陽子さんの、伸びやかで明るく、リズムを感じさせる演奏は魅力的で、なかなかよいリサイタルでした。松本和将さんについても、サウンドの美しさやダイナミクスが感じられ、見事な演奏ぶりでした。
プログラムが良くて、プロコフィエフのソナタからカザルスの鳥の歌まで楽しめました。プロコフィエフのソナタは、初めて聴きましたが、意外に明るく楽しい曲調で、暗い作曲家だと思っていたので、驚きました。冒頭で長谷川さんが出した重厚な低音も記憶に残りました。
最も印象に残った曲は、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番です。二人の息があっていて、特に第3楽章は、テンポがアップしていき、クライマックス部分は燃えるようでした。チェロの高い部分の音も使うので、音色の変化も楽しめました。
(出演者のプロフィール)
【長谷川陽子オフィシャルサイト】
長谷川陽子オフィシャルサイト (yoko-hasegawa.com)
【松本和将オフィシャルサイト】