安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョン・ヒックス「JOHN HICKS」、安曇野市の喫茶店「珈琲哲学」で名古屋風ナポリタン。

2023-08-16 19:30:00 | ピアノ

安曇野市の喫茶店「珈琲哲学」で、名古屋風ナポリタンをいただきました。トマト味がきき、ソーセージが乗り、麺があまり太くないのも良くて、たまに食べたくなります。たまに聴きたくなるピアニスト。

JOHN HICKS (ジョン・ヒックス)
JOHN HICKS (Teresa 1982年録音)

   

ジョン・ヒックス(p, 1941~2006年)は、アート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズに参加(1964年から2ヶ年)したり、日本のレーベルにもアルバムを残していて、好きなピアニストの一人です。本作は、ヒックスのプロデュースによるTeresaレーベルにおける作品ですが、なかなか抒情的です。

メンバーは、ジョン・ヒックス(p)、ボビー・ハッチャーソン(vib)、ウォルター・ブッカー(b)、オリンピア・ヒックス(p、6だけに参加)。ドラムが入らない編成で、トリオやデュエット、ピアノソロによる演奏です。

曲目は次のとおり。

1  Pas de Trois〈Dance for Three〉(Paul Arslanian)
2  Steafast (John Hicks)
3  For John Chapman (John Hicks)
4  Star-crossed Lovers (Billy Strayhorn)
5  Littlest One of All (Bobby Hutcherson)
6  After the Morning (John Hicks)
7  That Ole Devil Called Love (Doris Fisher)
8  Gypsy Folk Tales (Walter Davis)
1, 3, 5, 8がトリオ(p,vib,b)、6はピアノ2台のデュエット、2, 4, 7がピアノソロによる演奏。オリジナル曲が多いですが、ビリー・ストレイホーン作「Star-crossed Lovers」が収録されています。

ジョン・ヒックス(p)については、マッコイ・タイナーの影響を受けたハードなピアニストというイメージがあるのですが、「Steadfast」こそ、タイナーの影響が色濃い熱めの演奏ですが、他の曲は爽やかさも感じられるリラックスしたものです。ボビー・ハッチャーソンのヴァイブが加わった「Pas De Trois」や「Littlest One of All」は、クールな響きが聴け、この時期BGMにも良さそうですし、ピアノソロによる「Star-crossed Loves」は、タッチが美しいスケールの大きな演奏です。

   

レコードのラベル。オリジナルのレコードで聴いていますが、CDで発売されたことがあります。

(参考)本作からではありませんが、ピアノトリオ編成による「Pas de Trois」が聴けます。

John Hicks Trio plays "Pas de Trois" - YouTube

 

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、右からジョン・ヒックス「I'll Give You Something to Remember Me By」(Limetree)、本作「John Hcikse」、ヒックスが参加しているハンク・モブレー「Hi Voltage」(Blue Note)、ヒックス「Hells Bells」(Strata-East)。

   

この6月末から7月初めにかけて出かけた札幌で、買い逃したジョン・ヒックスのレコード「I'll Give You Something to Remember Me By」(Limetree)ですが、最近、他で入手することができ、喜びました。

 

【珈琲哲学 安曇野店】

住所:長野県安曇野市豊科2637-4 
電話:0263-73-0606
ホームページ:松本・あづみ野の珈琲専門店「珈琲哲学」 (coffeetetsugaku.jp)

   

入口

   

店内

   

名古屋風ナポリタン。名古屋風とは、回りに敷き詰めた卵焼きのことでしょうか。

   

ソーセージが大きい。麺は太くないもので、僕は好みです。タマネギなども入っています。

   

アイスコーヒーも注文。普通に美味しい。ここのナポリタンは、また食べに行きたい。


高崎駅東口LABI 1 レストラン街「パステルイタリアーナ 高崎店」で遅めのランチ。

2023-08-15 19:30:00 | グルメ

8月13日(日)に、高崎芸術劇場で、アントニ・ヴィット指揮群響サマーコンサートを聴きました(その記事へのリング)。車で行ったので、高崎駅東口のヤマダ電器が入っている「LABI 1」の駐車場に入りました。

そのビルの5階がレストラン街になっていて、たまに利用しますが、今回、初めて遅い昼食に「パステルイタリアーナ」に入りました。チェーン店で味や雰囲気はまずまずですが、時間のない時には重宝します。

   

当日の駐車券。高崎芸術劇場のコンサートの際に車で行った時には、ほとんどこちらの駐車場を使います。

入口

プレートが気になりました。

店内。8月13日の遅い昼食タイムなので、お客様は少ないです。

店内。ドリンクバー。

ドリンクバーも注文し、オレンジジュースをとってきました。大きい器にたっぷりと入れてきました。

珈琲もいただきます。

   

メニュー。「サーロインサイコロステーキとハーフパスタプレート」を注文。

料理は、ロボットが運んできます。注文から提供までの時間は、短めでした。

サーロインサイコロステーキとハーフパスタプレート。パスタは、和風キノコパスタにしました。

サイコロステーキ。付け合わせのポテトが、からっと揚がっていて美味しかった。

パスタ

サラダ。野菜の種類は豊富でした。

【パステルイタリアーナ 高崎店】

住所:群馬県高崎市栄町1-1 LABI1  5階   
電話:050-5600-2839
ホームページ:パステルイタリアーナ 高崎店 - 高崎(JR)/パスタ | 食べログ (tabelog.com)


アントニ・ヴィット指揮 群響サマーコンサート【モーツァルト:フルート協奏曲第1番、ドヴォルザーク:交響曲第7番】

2023-08-14 19:30:00 | クラシック演奏会

お盆初日の13日(日)は、午前中にお墓に出かけ、午後は、高崎に行って、アントニ・ヴィット指揮群響サマーコンサートを聴いてきました。

     

チラシ表

(出 演)

指揮:アントニ・ヴィット
フルート:ディーター・フルーリー
管弦楽:群馬交響楽団 (コンサートマスター:福田俊一郎)

アントニ・ヴィットさんは、1944年生まれのポーランドの指揮者。1971年カラヤン国際指揮者コンクールで入賞、カラヤンのアシスタントを務める。ポーランド国立放響首席指揮者、ワルシャワ国立フィルの総監督などを歴任。国際的に活躍し、ナクソスレーベルなどにCD多数。ディーター・フルーリーさんは、スイス生まれ、オーレル・ニコレらに師事、1981年ウィーン・フィルの首席フルート奏者、2005年から14年まで同管弦楽団の総監督、17年に引退。2021年までグラーツ音楽大学教授。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。

(曲 目)

ブラームス / 大学祝典序曲  ハ短調  作品80
モーツァルト / フルート協奏曲  第1番  ト長調  K.313

J.S. バッハ/無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007 メヌエット (ソリストアンコール曲)
  
   〈休憩〉

ドヴォルザーク / 交響曲  第7番  ニ短調  作品70

ドヴォルザーク / スラブ舞曲 作品46-1 (オーケストラアンコール曲)       

(感 想)

アントニ・ヴィット(ヴィト)は、ナクソスレーベルを代表する指揮者の一人で、名前は知っていましたが、実際に聴くのは初めてです。巨匠のイメージがあったのですが、そういう風ではなく、指揮ぶりは颯爽としてエネルギッシュでした。

「大学祝典序曲」は、テンポ早めで、〈新入生の歌〉の部分をはじめ、楽し気な雰囲気が出ていました。ドヴォルザークの「第7番」は、引き締まった勢いのある素晴らしい演奏でした。第2楽章では、管楽器の奏でる旋律を浮き彫りにし、第3楽章の生き生きとした民族舞曲のリズムも良かった。

モーツァルトのフルート協奏曲第1番のフルーリーさんのソロは美しい音色で、特に無伴奏のカデンツァが印象に残りました。楽器毎の並びは、いわゆる対向(両翼)配置で、指揮のヴィットさんの意向だと思いますが、フレッシュ感がありました。

(出演者のプロフィール) 

当日のアントニ・ヴィット(指揮)。「大学祝典序曲」と「交響曲第7番」は、暗譜で指揮していました。

当日の、ディーター・フルーリー(fl)さん。以上2枚の写真は、群響公式facebookからお借りしました。

【群馬交響楽団ホームページ】

群馬交響楽団 (gunkyo.com)

 

【あらかじ聴いたCD】

   

ドヴォルザーク:交響曲第7番。ズデニュク・コシュラー指揮スロヴァキア・フィル(Brilliant Classics)。廉価盤のドヴォルザーク交響曲全集の一枚。

(ヴィット指揮のアルバムから)

   

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」。ヴィット(ヴィト)指揮ポーランド国立放送交響楽団。チャイコフスキーの交響曲は、ヴィット指揮のもので揃えました。好きな演奏です。   

   

メシアン:トゥーランガリラ交響曲。アントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送交響楽団、フランソワ・ヴァイゲル(p)、トマ・ブロシュ(オンド・マルトノ)。(NAXOS 1998年録音)。今年購入したアルバムです。  


猿倉から大雪渓を経て、白馬岳、白馬鑓ヶ岳登山(3)【白馬山荘~白馬鑓ヶ岳~頂上宿舎、下山】

2023-08-13 20:16:56 | 登山・ハイキング

白馬岳、白馬鑓ヶ岳登山の3回目で最終です。今回は、白馬鑓ヶ岳への往復、下山などについて記します。白馬鑓ヶ岳登山は、登り返しがたいへんでした。白馬三山を結ぶ稜線は、結構アップダウンがあります。

【行 程】 

(10日)猿倉山荘発 6:10 → 白馬尻テント場 7:20 → 葱平 11:18 → 頂上宿舎 12:40ー13:12(休憩) ー 白馬山荘     13:35  白馬岳往復 14:15~15:15

(11日) 白馬山荘出発 5:40 → 白馬鑓ヶ岳山頂 8:17 → 頂上宿舎 10:51ー11:39(昼食) → 白馬尻テント場 15:20      → 駐車場 17:00

(白馬山荘の夕朝食)

10日の夕食

メインは鶏肉でした。

11日の朝食

メインはお魚、鯖でした。

(白馬山荘~白馬鑓ヶ岳山頂)

剱岳が朝日に輝いてたので、撮影。白馬山荘前からです。

白馬鑓ヶ岳目指して出発。まず、朝日に照らされているピークの丸山へ。

丸山へ到着。杓子岳、白馬鑓ヶ岳への登山道がわかります。

斜面にはコマクサが咲いていました。群落になっています。

登山道から大雪渓方面を撮影。

いったんおりて登っています。まだ、杓子岳の手前です。

   

杓子岳には登らず、斜面をトラバース(横切って)して進んでいます。

杓子岳への山頂へ行く登山道とトラバースの道との交点。

杓子岳を過ぎて真ん中当たりの鞍部から鑓ヶ岳へ上ります。一番高いところが、鑓ヶ岳の山頂です。

結構上ってきて振り返ったところ。杓子岳の中腹にあるトラバース道がよく見えます。

天狗山荘方面への標識。ここを左折して山頂に向かいます。

鹿島槍ヶ岳がよく見えました。天狗の頭や唐松岳がある方面です。

   

山頂。結構賑わっていました。

   

白馬鑓ヶ岳山頂(標高 2,903m)。背景には、白馬岳が見えています。

(白馬鑓ヶ岳~村営頂上宿舎) 

戻ります。白馬岳とそれに続く尾根が見えています。次は、あちら方面を歩いてみたい。

下りています。白馬鑓ヶ岳への登山道の最も急なところは過ぎて、鞍部近くに来ています。丸山までのルートが見えています。

登り返しが2回はあるので、この往復はそれなりの覚悟が必要だと、あとで思いました。特に真ん中辺りの白っぽいところを登り返します。

丸山に到着。ここまでくると、頂上宿舎はすぐです。

   

村営白馬岳頂上宿舎。手前はテント場。

   

昼食にカレーを注文。2日目の昼食も持っているのですが、パンばかりなので、他のものを食べたくなりました。

   

アイスクリームもいただきました。

(下山)

   

白馬村営白馬岳頂上宿舎前を出発

お花畑は素晴らしい。

葱平に到着。

本日は山の日です。続々と登ってきます。すれ違いで、待つ時間もありました。

  

大雪渓

   

白馬尻テント場。いくつもテントが張られていました。ゆっくりのペースで下りていきます。

   

猿倉の駐車場に到着。白馬岳、白馬鑓ヶ岳の2つの山頂に行くことができ、楽しい2日間でした。次は、白馬大池~白馬岳間を歩いてみたい。


猿倉から大雪渓を経て、白馬岳、白馬鑓ヶ岳登山(2)【大雪渓~白馬山荘、白馬岳山頂、スカイプラザ】】

2023-08-12 19:30:00 | 登山・ハイキング

白馬岳、白馬鑓ヶ岳登山の2回目です。今回は、大雪渓から白馬山荘までの行程、山荘にチェックイン後の白馬岳往復、戻ってスカイプラザで寛ぎタイムについて記します。

【行 程】 

(10日)猿倉山荘発 6:10 → 白馬尻テント場 7:20 → 葱平 11:18 → 頂上宿舎 12:40ー13:12(休憩) ー 白馬山荘     13:35  白馬岳往復 14:15~15:15

(11日) 白馬山荘出発 5:40 → 白馬鑓ヶ岳山頂 8:17 → 頂上宿舎 10:51ー11:39(昼食) → 白馬尻テント場 15:20      → 駐車場 17:00

(大雪渓~白馬山荘)

   

大雪渓からは、やや傾斜のきつい上りになります。沢を横切る箇所が一箇所あります。渡っているところです。

続々と登っていきます。

花がいっぱいで、よそ見ばかりしていました。凄いです。

   

葱平に到着。右上に避難小屋が見えます。「平」とありますが、平ではありませんでした。

高度を上げていきます。

真ん中に蛇籠(鉄線で編んだ長い籠に砕石を詰め込んだもの)で、土砂流出を防いでるのが見えます。これは本日同行のTさんが関わっていて、この場所までは、よく来たそうです。

左手を見上げると、お花畑、岩、残雪、杓子岳(多分)、青空と最高の景色です。感動ものでした。

このあたりお花畑が続きます。多分、ハクサンフウロ。

クルマユリ

村営白馬岳頂上宿舎が小さく見えています。見えてからが長かったです。

タカネナデシコ

   

階段が出てきました。この階段を過ぎると、村営白馬岳頂上宿舎がそろそろでした。

   

頂上宿舎前に到着。

   

ここでコカ・コーラを買いました。

最高に美味しかった。

休憩後、白馬山荘に向かい出発。

   

稜線を歩くと、白馬山荘に着きます。

(白馬山荘)

ホームページ:白馬山荘について(山小屋のご案内)| 白馬岳だより(株)白馬館 (hakuba-sanso.co.jp)

白馬山荘にチェックイン。受付も大きく、さすがに最大800人泊まれる宿舎です。

   

泊まった部屋や食堂のある棟です。

泊まった部屋です。一人一畳くらいで、個室ではありませんが、ロールスクリーンを下ろせば個室風になります。

(白馬山荘~白馬岳往復)

白馬山荘から山頂目指して登っています。振り返ったところ。

白馬岳山頂(標高 2,932m)到着。

山頂の様子。ガスがなかなか晴れず、ずっと観ている方もいました。

Tさんがカフェオレを淹れてくれました。

白馬岳山頂でのお茶、格別です。

山頂に可憐に咲いていた、多分、イワギキョウ、

山荘に戻ってきました。山荘脇のベンチでは多くの方が寛いでいました。

富山県から日本海方面。

(山頂レストラン スカイプラザ白馬)

「山頂レストラン スカイプラザ白馬」白馬山荘の隣にあります。この画像は、白馬山荘のホームページからお借りしました。

中に入って仰天しました。カラマツの大断面集成材を梁などに使っています。長野県産だと思いますが、よく施工したものです。天井が高く、窓も大きくて雰囲気も素晴らしい。

窓からの眺めです。左には、白馬鑓ヶ岳、真ん中あたりに剱岳が見えています。

生ビールを一杯いただきました。お酒に弱いのですが、本日は酔ってもいいので、いただきます。

オレンジジュースもいただきました。

(3)へ続きます。