Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

若者の雇用

2009年01月18日 13時35分18秒 | Weblog
竹中平蔵教授「若者の雇用が守られていないのは日本の司法に責任がある」@サンデープロジェクト(ボ2ネタより)
 既存正社員保護に傾斜した東京地裁・高裁の判決によって,雇用の流動化が極端に制限され無能な中高年正社員が保護される一方で,ITや英語能力に比較的長けた若者の雇用の場が創出されないでいる。

 引用なので論旨が正確に把握できないが、肯きかねる主張である。
 まず、無能な中高年正社員が保護されているのは概ね正しいと思う(多くの人の実感であろう)。ただ、中高年を保護する(例えば、入社年数が一定以上の社員に対しては、生産性を上回る給料を支給する。)というのは、日本の企業が伝統的に行ってきたやり方であって、労基法や判例によって形成されたものでもなければ、追認されたものということもできないだろう。また、無能な正社員でも配置転換などで「合法的に」自発的退社に追い込むことは、かなり多くの会社が行っているはずだ。つまり、労基法や判例の枠組みの中においても、無能な正社員は淘汰されうる。
 次に、比較的能力の高い若者の雇用の場が少ないことについては、司法としてはいかんともしがたいわけであり、むしろ政治に責任があるというのが素直な考え方だろう。
 そういえば、オランダって、派遣をなくして全部正社員にしたんじゃなかったっけ?
コメント
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