ある弁護士いわく「われわれはしょせん喧嘩の道具なんだ」。だが、単なる道具になることは、普通の人間には耐えられない。
ある訴訟の控訴審で、一審で敗訴した当事者が裁判所の和解勧告(控訴棄却の心証を前提とした上で、一定の解決金を支払うというもの)に応じず、代理人も「負ければ上告するだけです」と述べたというのを裁判官から聞き、唖然としたことがあった。
依頼者の力が強すぎて、代理人が依頼者を説得できないという状況は悪夢である。もっとも、裁判所の説得に応じない当事者なのだから、誰がやっても無理だろう。
ある訴訟の控訴審で、一審で敗訴した当事者が裁判所の和解勧告(控訴棄却の心証を前提とした上で、一定の解決金を支払うというもの)に応じず、代理人も「負ければ上告するだけです」と述べたというのを裁判官から聞き、唖然としたことがあった。
依頼者の力が強すぎて、代理人が依頼者を説得できないという状況は悪夢である。もっとも、裁判所の説得に応じない当事者なのだから、誰がやっても無理だろう。