年賀状を送る準備が済んでいない。
この時期になると、昨年・一昨年の年賀状を見直すのだが、その中で、いわゆる「家族ニコニコ年賀状」が多いのに気づく。だが、私はこの種の年賀状が好きではない。
好きでなくなったのには理由がある。それは、若一光司氏の「自殺者-現代日本の118人」のあとがきを読んだのがきっかけだ。そこには、「世の中には不幸な人がたくさんいる。それなのに、自分の幸福を見せびらかすのは感受性のなさを露呈することだ。そんな人たちとは、自分は付き合わないようにしている」という趣旨のことが書かれていた。
弁護士という仕事をしていると、依頼者のほとんどは、不幸な人か、そうでなくても悩みを抱えた人たちである。普通の人よりも、他人の不幸に敏感にならざるを得ない。だから、私は、依頼者に対して「自分の幸福」を示すことは、決してしないように心がけている。
この時期になると、昨年・一昨年の年賀状を見直すのだが、その中で、いわゆる「家族ニコニコ年賀状」が多いのに気づく。だが、私はこの種の年賀状が好きではない。
好きでなくなったのには理由がある。それは、若一光司氏の「自殺者-現代日本の118人」のあとがきを読んだのがきっかけだ。そこには、「世の中には不幸な人がたくさんいる。それなのに、自分の幸福を見せびらかすのは感受性のなさを露呈することだ。そんな人たちとは、自分は付き合わないようにしている」という趣旨のことが書かれていた。
弁護士という仕事をしていると、依頼者のほとんどは、不幸な人か、そうでなくても悩みを抱えた人たちである。普通の人よりも、他人の不幸に敏感にならざるを得ない。だから、私は、依頼者に対して「自分の幸福」を示すことは、決してしないように心がけている。