本当に、ひどい。(PINEさんのブログ)
予備試験人気の理由が「通過者の司法試験合格率」というのは本末転倒な議論である。確かにひどい記事だ。
さて、ロースクールの問題点として、先輩弁護士がよく言うのは、「教え方が悪い」というものである。だが、問題の根本をたどると、文科省の政策に問題があったのではないかと思う。
90年代からの経緯をみると、大学院重点化からロースクールへという流れが分かる。ただし、自然な流れではなく、接ぎ木したような流れに見える。
当初(90年代)は、「実務法曹」ではなく「法学研究者」の養成に力点があった。文科省の本音は、「研究者を育成するのは、16大学だけでいい」というものだったかもしれない。だが、その後、なぜか「実務法曹」養成の方向に舵が切られることとなる。今度は、文科省が「大半の法学部は実務家養成機関に変えるべきだ」と考えたのかもしれない。
一貫しているのは、「法学研究は一部のエリート大学だけで十分」「それ以外の大学に充てる予算はない」という発想である。他方で、ロースクール制度で予算がとれる。・・・なんだ、金の問題だったのか。
予備試験人気の理由が「通過者の司法試験合格率」というのは本末転倒な議論である。確かにひどい記事だ。
さて、ロースクールの問題点として、先輩弁護士がよく言うのは、「教え方が悪い」というものである。だが、問題の根本をたどると、文科省の政策に問題があったのではないかと思う。
90年代からの経緯をみると、大学院重点化からロースクールへという流れが分かる。ただし、自然な流れではなく、接ぎ木したような流れに見える。
当初(90年代)は、「実務法曹」ではなく「法学研究者」の養成に力点があった。文科省の本音は、「研究者を育成するのは、16大学だけでいい」というものだったかもしれない。だが、その後、なぜか「実務法曹」養成の方向に舵が切られることとなる。今度は、文科省が「大半の法学部は実務家養成機関に変えるべきだ」と考えたのかもしれない。
一貫しているのは、「法学研究は一部のエリート大学だけで十分」「それ以外の大学に充てる予算はない」という発想である。他方で、ロースクール制度で予算がとれる。・・・なんだ、金の問題だったのか。