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「労働審判は司法改革最大のヒット商品」利用者急増の理由は？（司法シンポ報告２）
　「早期解決」は確かに最大の魅力だが、訴額が１００万円程度の事件が多く、「弁護士費用の負担感」という問題があるのも事実。ちなみに、報酬が割安なのを忌避してか、相談を受けると「労働審判は自分で出来ますよ」と述べて受任しない弁護士が一時期増加して、問題となったことがある。
　さて、労働審判の評判がよい理由の一つとしては、「専門家審判官の質の高さ」があるのではないかと思う。常識的な判断をしてくれるという信頼感が、弁護士にとっては使い勝手のよさにつながっている。