老人性うつ 気づかれない心の病(和田秀樹)
従来から完璧主義者はうつ病になりやすいと指摘されてきたが、「心に悪い考え方」はほかにもある。
例えば、他人を敵と味方とに分ける「二分割思考」、相手の心の中を勝手に決めてしまう「読心」、将来のことを勝手に決めてしまう「占い」、ちょっとしたことをおおごとと決めてしまう「破局視」なども「心に悪い考え方」とされている(p218~)。
和田氏は、加齢とともに、物の考え方(のクセ)を変えることが、精神的な健康を保つために必要であると指摘する。
だが、思考パターンというものは簡単には変わらないので、若いうちから気を付けなければならないのかもしれない。そういう意味では、この本は、身内に老人がいない若い人にとっても読む価値があるだろう。
従来から完璧主義者はうつ病になりやすいと指摘されてきたが、「心に悪い考え方」はほかにもある。
例えば、他人を敵と味方とに分ける「二分割思考」、相手の心の中を勝手に決めてしまう「読心」、将来のことを勝手に決めてしまう「占い」、ちょっとしたことをおおごとと決めてしまう「破局視」なども「心に悪い考え方」とされている(p218~)。
和田氏は、加齢とともに、物の考え方(のクセ)を変えることが、精神的な健康を保つために必要であると指摘する。
だが、思考パターンというものは簡単には変わらないので、若いうちから気を付けなければならないのかもしれない。そういう意味では、この本は、身内に老人がいない若い人にとっても読む価値があるだろう。