いよいよバブルが崩壊か、今度は「自動車ローン」の危機に直面
「ところが2017年になると33.8%もの消費者が長期ローンを選んでいる。しかも長期ローンの中でも、2010年にはおよそ7割が75ヶ月以下を選択、84ヶ月ローンを組む人は17.1%だったが、2016年にはその数字は28.7%に増えている。」
アメリカの新車購入需要を押し上げてきた長期ローンに破綻の兆候が見られるという指摘である。
考えてみれば、車の購入に84か月ローンを組むこと自体が異常である。
私が貸出審査を行っていたときの記憶によれば、固定資産の購入にかかる負債の返済期間の上限(めやす)は、当該固定資産の法定償却期間とされていた。一般の自動車であれば、4~6年が償却期間だろうから、だいたい6年が上限であり、84か月ローンを組むのは返済能力に問題がある債務者である可能性がある。
今後、もし「自動車ローン崩壊」が起こるとすれば、サブプライム問題の反省が十分活かされていなかったということになるだろう。
「ところが2017年になると33.8%もの消費者が長期ローンを選んでいる。しかも長期ローンの中でも、2010年にはおよそ7割が75ヶ月以下を選択、84ヶ月ローンを組む人は17.1%だったが、2016年にはその数字は28.7%に増えている。」
アメリカの新車購入需要を押し上げてきた長期ローンに破綻の兆候が見られるという指摘である。
考えてみれば、車の購入に84か月ローンを組むこと自体が異常である。
私が貸出審査を行っていたときの記憶によれば、固定資産の購入にかかる負債の返済期間の上限(めやす)は、当該固定資産の法定償却期間とされていた。一般の自動車であれば、4~6年が償却期間だろうから、だいたい6年が上限であり、84か月ローンを組むのは返済能力に問題がある債務者である可能性がある。
今後、もし「自動車ローン崩壊」が起こるとすれば、サブプライム問題の反省が十分活かされていなかったということになるだろう。