Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

遠距離通勤

2009年10月21日 09時05分05秒 | Weblog
 ボ2ネタに朝5時前に起きて1時間20分かけて通勤する副検事の話が載っていた。ちなみに、バーディーは遠距離通勤には絶対反対である。
 バーディーは、サラリーマン時代、ドア・ツー・ドアで1時間以上かかる通勤生活を送っていた頃、定期的に風邪を引いていたのに、転勤して通勤に30分もかからなくなるや、全く風邪をひかなくなった経験をしたことがある。仕事に集中しようと思うなら、理想は「職住一致」である。
 そういえば、東京地裁の若い裁判官の寮は、なんと金沢文庫だったか金沢八景にあるらしい。乗り換えも考慮すれば、通勤時間は相当なものだ。もうちょっと近い場所に寮を造れなかったのかねえ。
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転身?

2009年10月20日 09時00分28秒 | Weblog
政策秘書ポストに殺到する弁護士 政権交代を“活用”する弁護士界
これは「転身」じゃなくて修習生の「就活」なのだ。
 一般社会の経験なく、机上の勉強だけ何年も続けてきて、生き馬の目を抜く経済社会をデザインする仕事ができるのか、極めて疑問だ。
 
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陸上勤務と海上勤務

2009年10月19日 08時14分07秒 | Weblog
「司法官僚 裁判所の権力者たち」はなかなかよい本である。
 その中に、「陸上勤務」「海上勤務」という言葉が出てくる(67p)。なんだか自衛官のようだが、裁判官のうち、いわゆるエリートとされる事務総局(かつては司法省)在籍の人(司法官僚)と、全国を流れ歩いている人とをさす。裁判官の中には、厳然たる身分制が存在するのである。
 ところで、司法官僚を要請するため、最高裁は長らく、比較的若いうちに「局付」(事務総局勤務)に引き上げて純粋培養する方式をとってきたが、近年はこれに変化がみられるという。すなわち、若いうちに官庁に出向させて経験をつませた上で、事務総局に引き上げる傾向が強まっている。
 これは、民間企業でもとられる手法で、官庁に数年出向させることによって能力を高めることを狙っている。キャリアの公務員と同様の条件で、毎日睡眠時間3時間前後で仕事をすれば、能力も向上するだろう。
 ということもあってか、「局付」に引き上げられる裁判官は、東大法学部卒、しかも、筑波大付属駒場高校、栄光学園などといった、高級官僚を多数輩出している高校の出身者が多いようである(98~101p)。
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みんなでやろうぜ

2009年10月18日 09時35分26秒 | Weblog
再生へ嵐の中の船出「みんなでやろうぜ」 谷垣禎一(64)自民新総裁
 バーディーは、社会に出たときから上の世代の人たちとの大きなギャップを感じてきたが、もっともギャップが大きかったのは、日本の高度成長時代を支えてきた「団塊」以前の世代の人たちであった。彼らは、とにかく群れるのが好きである。
 さて、谷垣総裁は、東大卒の弁護士だが、二世政治家であり、団塊以前の世代に属する。そのせいかどうか分からないが、「みんなでやろう」と声をかければ、全体のパイが増えると錯覚しておられるようである。
 現実には、日本経済のパイが増えることはまずありえない。だから、「みんな」を生かすことは不可能であり、誰かが犠牲になるか、みなで困窮を分かち合うかのいずれかということになる。
 もともと日本は、江戸時代には、「姥捨て」「子殺し」で何とかパイを分配してきたような、貧しい国であることを忘れてはならないと思う。
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条文、判例、基本書

2009年10月17日 09時28分42秒 | Weblog
 修習時代、20代から勉強をはじめ、40歳代後半?で合格したいわゆるヴェテの方に、勉強法の推移を聞いてみた。すると、「判例百選」を熟読するようになってから、論文試験の評価が上がるようになったという。
 ところで、バーディーはせんだって、あるロースクール生の実力を拝見しようと思い、事例問題(最高裁判例)を論じてもらったのだが、驚いたことに、彼らはこれが最高裁判例であることすら知らなかった。
 おそらく、判例百選に搭載されている最高裁判例を知らないというのでは、実務家として通用しないだろう。ロースクールの教官だけではなく、生徒の側にも改善すべき点は多いということかもしれない。
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司法官僚

2009年10月16日 09時00分51秒 | Weblog
「司法官僚 裁判所の権力者たち 」(岩波新書)は、前から読まなきゃいかんと思っている本で、今週末に買うことにする。
 一般人にはなじみの薄い「司法行政」というのは、要するに裁判官の予算・人事のことで、最高裁事務総局が担っている。そして、事務総局と現場(裁判所)とを行き来するエリートが、「司法官僚」なのである。
 著者によると、彼らこそが「司法の消極性」をもたらし、市民のための司法の実現を阻んでいるとのこと。そのロジックは読んでから紹介しよう。
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君主制のような・・・

2009年10月15日 08時52分28秒 | Weblog
サルコジ次男の会長就任に批判噴出「君主制のような逸脱」
 フランスでは、大統領の次男が政治化ではなく公共機構のトップに就任しただけで厳しい批判を浴びるというのに、この国では、政治家の世襲は今まで余り問題とされてこなかった。
 西欧では、血縁による結合が民主制を阻害することについて広く認識されており、世襲が忌避されるのだろうが、日本にとって民主制はそもそも輸入品であり、民主制と血縁による結合との関係も十分に検討されてこなかったと思われる。
 やはり、制度というものは、歴史と風土に根付いたものでなければ欠陥を露呈してしまうものだ。おそらく、裁判員制度も・・・。
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転職の期限

2009年10月14日 07時52分20秒 | Weblog
 バーディーが社会に出た頃、「転職は35歳まで」といわれていた。実際、会社の先輩でアメリカでMBAをとったけれども、当時35歳を超えていたため、日本国内の大企業では採用がなかったという人がいて、(社内的にではあるが)この説の信憑性を高めたものである。
 だが、この数年は事情が違う。おそらく、「転職は30歳まで」となりつつあるのではないか。「第二新卒」などという言葉が流布するようになり、入社3年程度での転職が一般化したことと対照的に、20代より上の転職志望の人間が冷遇されるようになったのではないかと思う。
 職務の細分化により、同業他社で活かせるスキルというものが減った。何しろ、社内でも、隣の課の仕事は分からない(できない)くらいなのだから。そうすると、「会社に数年勤務してスキルを身に付けて他社に転職する」という構想の前提が崩れることになる。
 受け入れ側としても、他社で変な癖がついているよりも、あまり染まっていない若い社員を採用したいと考えるのかもしれない。
 とはいえ、転職自体も減りつつある。この経済情勢では、多くのサラリーマンにとって、少なくともここ数年は会社にしがみついた方が賢明というのは実情だろう。
 
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船頭多くして・・・

2009年10月13日 08時22分36秒 | Weblog
ロースクールの志願者減 法相「大変大きな課題」
 気の毒なのは学生である。教官の言うとおりに、試験対策よりも広く社会科学全般の勉強を優先させ、裁判所・検察庁訪問に時間を費やし、答案練習よりも自主ゼミに明け暮れ、あげくの果ては合格率3割未満・・・。
 法務省、文科省、いろいろな考えを持つ学者教員、実務家教員などなど、多くの「船頭」がいて、情報過多の中で学生がさまよっているというイメージだ。
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「ご予算はいくら?」

2009年10月12日 08時46分16秒 | Weblog
 法律事務所に限らず、事務所の開設・移転には想像するよりも多くの金がかかる。だから、予算の問題を真っ先に考えておく必要がある。
 ある先輩弁護士によると、委託する業者の中には、真っ先に、
「ご予算はいくらですか?」
と聞いてくるのがいて、結局ボラれたとのこと。
 バーディーは、なんだ、「財布の中にいくらありますか?」と聞いてくる昔のキャッチセールスと同じじゃん、と合点したのであった。
 でも、自分の予算を正直に教えた方にも問題あるかも。
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