チェンマイで3日間、トラウマセンシティブマインドフルネス(TSM)プロフェッショナルトレーニング・リトリートと言うのを受けてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/20/d6b68016e152ec5c8851969485736fe9.jpg?1738740720)
タイまで行くのをどうかと考えていましたが、家族が後押ししてくれて行くことに。
元々、MBSR講師養成の前にトラウマセンシティブマインドフルネス13ヶ月コースと言うのを受けていて、それは修了していました。
ただ、その学びはオンラインのミーティングや講習と同時に、毎月録画を見て、ピアグループで月に一回ミーティングをして話して深めると言う形式で、このプログラムの講師の先生とは実際にお会いしたことはありませんでした。
それがチェンマイでは対面で学べると言うこと、そしてもう1人マインドフルネス瞑想の指導者として尊敬する先生がリトリートの部分を担当されると言うことで、とてもとても貴重な機会でした。TSMの部分はカナダ人で今はカリフォルニアにいらっしゃるデイビッド先生、リトリートの部分はイラン人でカナダやインド、イランで活躍されているアミール先生でした。
講義は英語でおこなわれ、参加者も日本人だけでなく、インドネシア・マレーシア・中国・ハワイ(アメリカ)、そしてアミール先生がオンラインで担当されたイランのたくさんの方達など、広くアジア全般からの参加者も一緒で、いろんな国のいろんな人たちとの話しや交流も大切な経験の一つでした。
ずっと英語を使ってきて、それが講義を聴くのやディスカッションで通用することがわかったのも嬉しかったです😊
LCC(格安航空会社)で行くので旅費が国内と変わらなかったこと、滞在費も変わらなかったことも参加できた一つの理由です。
トラウマセンシティブマインドフルネスとはマインドフルネスの瞑想を行う上で、トラウマを持っている方、持っている可能性がある方が受けるにあたって、より安全に受けられるように配慮して行うマインドフルネスです。
内容は
・まず、トラウマとはどう言うものなのか?
・そして、瞑想をするとトラウマを持っている方にどんなことが起こるのか?
・それではどうやったらそう言う方が、トラウマに巻き込まれないで安全にマインドフルになる訓練をすることが出来るのか?
・またそれがその方たちにどんな効果があるのか?
それを講義と実際にグループでするワークでじっくりとしっかりと全般にわたって学びました。
医学、脳科学、心理学、そして先生の深い経験の中から、繋がりのある実際にそう言う方達を対象にマインドフルネスを伝える人たちの話も交えてわかりやすく学びました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/20/d6b68016e152ec5c8851969485736fe9.jpg?1738740720)
学びは深く、楽しく、自分の中に理解が深くじっくりと根を下ろすような学びでした。
頭だけの学びではありませんでした。
いろんな参加者の話しから、一つのトピックについての様々な感じ方や見方があることも学べました。
最後の講義で私が聞いたのは、「日本ではトラウマそのものを治療する人たちや機関が発達していないけれども、その中でもその方達にマインドフルネスを工夫して伝えて行っていて、これで良いのかといつも思っていますが、どうでしょうか?」
と言うことです。
そうしたら先生は「もちろんです。その方達のためにもそのまま続けて行ってください。」と言う言葉を貰って良かったです。
私たちはトラウマの治療そのものを行うことは出来ませんが、その方のウェルビーイングを高める、治療に繋がった時により効果が出やすい状況を準備することが出来ます。そのための効果的なプログラムを行う術を学べたことは大きな収穫でした。
本当にチェンマイまで行って受けて良かったです👍
この学びを基に、これからもマインドフルネスを伝える実践を続けていこうと思います。
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