季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

味噌作り

2025-02-14 09:38:00 | 食べ物 Eat
子どもの頃から家で味噌を作ってたのは見てたけど
自分で本格的に作り始めたのは
私の個展に来てくれた羊毛仲間が陣中見舞いに持って来てくれたお味噌があんまりにも美味しかったから。
作り方や材料を聞いて、作り始めた。

今では毎年の材料の調達先も作り方も確立されて、興味があると言う人に伝えられるようになりました。
それで今年は3組の人が作りに来ました。
味噌を仕込むには大きな鍋やブレンダーなどそれに適した道具が要ります。
それがあるので来てもらえたら楽に作れる。

前の日に大豆を洗って水に漬けておく。
そしてまずは下茹でして、それから圧力鍋で煮る。
指で力を入れないで押したら簡単に潰れるくらい柔らかく煮る
圧力鍋がなかったら長時間煮る必要があり、うちの大型圧力鍋二つが威力を発揮する。



その間に、麹の塊を丁寧にほぐす
今日は娘と孫がやってきて仕込んでいる。
孫も一緒にほぐします
熊本の山鹿から来た米麹は菌糸が花のように広がっていて
小さなふわふわの生き物のよう
良い匂いがする。触り心地も気持ち良い
そうやって色々な感覚を味わいながら麹をほぐしていきます



塩は長崎の海の水から作られた塩
丁寧に作られたのがわかる。海の華のようなキラキラの結晶を見ながら
ふわふわの雪のような感覚を味わいながら
麹と混ぜて行きます




大豆が柔らかくなったらブレンダーで丁寧に潰して
そのままだと熱すぎるので、しばらく外に出して冷ます
触れるくらい、麹が熱くないくらいに冷めたら
麹と塩を混ぜたものに合わせて手で混ぜる
これはちょっと力がいる
ぐいぐいと滑らかに均一に混ぜていく




それを丸めて甕の底に打ち付けるようにして詰めて
平らに慣らしたら表面に塩を振って




塩で重しをしたら出来上がり




大豆、麹、塩
この3つだけが材料。茹でて混ぜて甕に入れて置く
それだけ
とってもシンプルです。
この寒の内に仕込んだら、夏が明けたら食べられます
私はお正月くらいまで置いておく

次の一年のために仕込む味噌
次の一年の安心を今作る
お米とお味噌があれば安心です☺️💕

それぞれが家に持って帰った仕込み味噌
良い具合のそれぞれの環境で成熟して良いお味噌になりますように🤲

季節の手仕事、毎年の繰り返し
それが心に体に根を下ろす
心と体を底から支えてくれる
今年も味噌作りが無事に出来てよかったです😊








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