明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


無事入稿も終わり、午前中、借りていた資料を図書館に返す前にT屋による。いつものTさんとKさん。Tさんは午前9時半にすでに泥酔状態である。寝てるか飲むか食べてる以外、つねに作りっぱなしでいると、K本やT屋に顔を出すのが楽しみなのだが、特に午前中のT屋のぬるさは格別で、それはタクシー運転手のTさんが作る空気のせいである。10センチあまりの首に一ヶ月以上取り組んでいると、今日は止めちゃおうか、と考えることしばしばである。「そんなに朝青龍いじめちゃ駄目だよ。あいつは下手したら大統領になるよ。そしたらまた攻めて来るかもしれない。今度は天気予報見て、台風が来ないときに来るって」。ロレツも怪しく相変わらずである。  古石場図書館に本を返却し、帰宅後、永井荷風『断腸亭日乗』を読む。制作の参考資料ばかり読むのもいいが、たまには何も考えず、ひたすら読みたい。こんな時『断腸亭日乗』は良い。何とかという端末で本を読むことになるのなら、まずこれを入れてみたい。読書中、常に映像が頭に浮かび続ける私としては、丁度良い感じなのである。

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