正月を実家で過ごすのは何年ぶりであろうか。毎年妹が息子二人を連れてきていたのだが、長男が大学に入り、今年は帰らないというので、そのスキに帰るという次第である。 昼間は一杯やりながらTVを観て夕食の後はさっそく河童の制作を開始する。正月早々何が悲しくて、というむきもあろうが、TVを観たり酒を飲むより、こちらの方が良いのだからしかたがない。 河童の三郎の二つ目の頭部は、腕を折った人間に対する復讐心に燃えた表情を作った。河童の復讐譚であるから必要なのは当然だが、自分が娘の尻を触ろうとして怪我をしたのだから逆恨みも良いところであり、河童が怒りに燃えるほど、身勝手な馬鹿さ加減を表すことになる。「畜生!人間。」「士農工商の道外れた、ろくでなしめら。」「トッピキピイ、あんな奴はトッピキピイでしゅ。」
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