明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ギターのトーンコントロールが効かず耳障りなので、コンデンサーを換えるためハンダごてを買う。ハンダ付けは中学の技術家庭の授業以来である。私はのこぎり一つまっすぐ挽けないぶきっちょである。エレキギターを月賦で初めて買った中学の時は、アンプまで買えないのでレコードを聴く、いわゆる電蓄を代用したのだが、機械音痴の私が加工したゆえ、まったく信用できない。大丈夫だと思いながらもエレキギターの仕組みも理解しておらず、感電死したミュージシャンが結構いたので感電が恐い。学校から帰ってきた妹に「ちょっと弾いてみな?」。ひどい兄である。怪しんだ妹は触ろうとしなかったが。コンデンサー交換など私にやれるのであろうか。  体調が悪いのと、私の「あんたアル中だよ」。のメールが効いて安静にしていた某人物が、T千穂にてとなりで「今日は絶好調」といっていた。なんということはない。アルコールという麻酔が効いているだけの話である。そして今日も出ました。「みんな言わないだけで男はみんな女が好きなの!」女将さんにいっている。『貝の穴に河童の居る事』の中で、河童の三郎が海岸で娘が脱いだ足袋の中に隠れ、娘の白いふくらはぎに見惚れる話に、鎮守の杜の翁が「ちと聞き苦しゅう覚えるぞ。」そこで三郎はいう。「口へ出して言わぬばかり、人間も、赤沼の三郎もかわりはないでしゅ。」私が鏡花だったら取材の謝礼を払うところである。かくいう私も三郎の額の二本の皺はこの男の影響であろう。近所に男のイニシャルがあったら当ブログを読むという人がいるので、イニシャルはできるだけ書かないようにしている。  書評のメルマガを見たら蕃茄山人氏に「書評で巡る、男の生き様劇場」で『貝の穴に河童の居る事』を取り上げていただいていた。http://back.shohyoumaga.net/?eid=978978

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