明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



26日近所の方々と母と東京国際フォーラムの岩崎宏美さんのコンサートへ。台風もそれ、風邪気味であったが咳がでないのが幸いである。一部はヒット曲中心に、第二部は『命の理由』から。手話を使うこの名曲は毎回特に楽しみなのだが、隣の80過ぎの老母には特に沁みるようで、このあたりからずっと鼻をすすりっぱなしであった。ここへきて、母にもこんな楽しみができて良かった。今度は御主人の今拓哉さんの芝居であろう。 

27日。T千穂の常連、2人のトラックドライバーとのスタジオ練習。森下文化センターに到着後、まず昼食へ。途中コンビニで産経新聞を買う。“写真が醸す滑稽さと幻想性”『貝の穴に河童の居る事』が書評欄に。私が過去に手がけた作家まで列挙され、有難いことである。 YさんがワンタンメンをまるでTVCMのような見事なすすり様である。メンバーの二人は、年齢は違うが、中学、高校時代にギターを持って友人と集まっていた頃を想い出させてくれる。練習の合間の中華屋で、猫舌の私はいつも「ゆっくり食ってくれよ」といっていた。 三人のうち私とYさんが風邪で調子が今一であったが、下手糞は相変わらずではあるが、足並みは多少そろってきた感じである。その後地元へ帰り、数時間後あらためて居酒屋へ集合。Yさんの奥さんや、明日から定年退職した会社でアルバイトを始める人物と乾杯。その人物には、会社の制服着たまま道路の植え込みで朝まで寝てたら迷惑かけるから、飲むなら制服を脱いでから、といい含める。 医者に食事は一日三回しろ、といわれて続けていたら、かえって体重が増えてしまった。かといって目的がないと出かけらず散歩が苦手である。高い塔の上から下々の暮らしを望遠鏡で眺めるならまだしも、そもそも景色を愛でるという趣味がない。だったら天井のシミでも眺めていたい口である。明日からなるべく遠くの図書館へ通うことにする。

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