明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



それにしても何が哀しくて、モニターに映るパンツ一丁で股を拡げたじいさんを見ながら作らなければならないのか。それは、私がそんな画を思い付いたからである。私が悪い。着物の部分は粘土で作るので、簡単にではあるが、股を拡げたじいさんと同じポーズの物を作りそこに着物を着せることになる。来週には海産物との共演を果たす予定であるが、実は背景がまだ決まっていない。画家へのオマージュ作品であるが、鏑木清方野円朝作品のように、構図を全く同じにするつもりはないものの、似たような雰囲気にはしたい。その場合、実写にするか、作り物にするか、未だ決めかねている。このままフィニッシュを迎えたいところであるが、それによっては完成が年明けになってしまう可能性もある。今回はいつも以上に、作り物と実物が混在しているので、虚実の配分で悩むこととなった。

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