明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



部屋の片付け中である。小学生の通信簿に掃除の時間何をしていいか判らずフラフラしています、とすでに書かれている。まあフラフラはしているが、せめてもの対策として粘土を買わないことにした。買えば制作に集中して、嫌なことから逃げるのは判っている。結果、片付けなんかしなかったお陰で、こんな良い作品がてきたじゃないか。となるのである。たまたまここ数年、今までしてきたことをを振り返るような展覧が続き、次に行く前に。と考えた訳である。やりたいことは浮かぶのに作れない。食べたい物は浮かぶのに食べるものがない、といえば判りやすいだろう。粘土無くても死なないが、イライラは募る。 オイルプリントのカラー化のためにオークションで入手した版画用プレス機がある。木枠に入ったままの未使用品で内田洋行の焼き印があった。先日書いたが、もうオイルプリントのカラー化からは足を洗った。ただ昔から興味があるものに蔵書票がある。それを作家シリーズを使ってできないだろうか。もっとも澁澤で作ったら澁澤本用に、谷崎を作ったら谷崎本用になってしまうかもしれないが、そんな蔵書票があってもいいだろう。やるならフォトォグラビュールと考えている。おそらくプレス機を手放したら、やらないことになりそうなので、手離さない方が良さそうである。
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2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載10回『劇場の永井荷風』


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