明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



リコーイメージングに売約済み作品にサインを入れに行く。写真作品はまだ搬出していない。長辺二メートルのプリントが全部置いてあるので来月運んでもらうことになっている。人形の乱歩と荷風だけ搬出。 『寒山拾得』 の背景について考えている。実景を撮影することも考えないではないが、曾我蕭白の奇岩を見と、自分で作ってみたい気がする。石膏を削って、というのは、高橋幸宏さんのアルバムジャケット『EGO』で昔やったことがある。撮影用なら人形に合わせたサイズで作る必要はない。それともうひとつ。朝、母からの電話で目が覚めた2秒後くらいに名案が浮かんだ。スケッチブックを前に考え込んでイメージが浮かぶ、なんてやってみたいが、棚からぼた餅や教室の黒板消しの様に突然降ってくる。スケッチブックに描いたのは乱歩の気球にぶら下がった『帝都上空』と宮沢 賢治の『ニコライ堂と銀河鉄道』だけである。共に最初に描いたスケッチそのままで、あまりにそのままなので、取っておけば良かった。名案に関して。いずれ撮影、使用許可を得なければならない。撮影できるのであれば、迫力の自然の中に寒山拾得を配することができるはずである。新HP
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2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載10回『劇場の永井荷風』




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