明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



いつか書いた記憶があるが、私が今まで作って来た人物を、ビートルズのサージャントペパーズのジャケットのように並べた一作を作って見たぃ、と。そして作る度に足して行く。それを書いたのは16年の『深川の人形作家石塚公昭の世界』の前だったろう。それは、その時点で、出品出来る作品をすべて展示しようと、会期が始まっているのに、写る部分しか作っていなかった作品は控え室で制作を続ける、と言う有様であった。 一同が同じ場所に集ったように見せるには、各自に同じ条件の光現場に集使っを当てる必要があるので、またとないチャンスのはずであった。ところがバタバタしていてすっかり忘れてしまった。この企画はもう実現はしないだろう。そう思っていたが、金魚坂で飯沢耕太郎さんに、その話をしている最中に、『あれ?陰影がない手法なら陰影がない、という同じ条件なので、集合場所の光の具合を案配する必要がないじゃないか。』どちらを向いているかはともかく、撮影済みの作品も次々合成することが出来る訳である。ジャズ・ブルース時代の作品はほとんど手元に無いから無理であるが、陰影の無い手法で撮り直して行けば構わない事になる。今後、制作のたび、最後に集合写真を意識したカットを撮影することにしよう。そしてこれは、私が制作を止めるまで続く事になるはずである。

タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第16回『トラウマ』

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『石塚公昭 幻想写真展き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界



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