明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



十数年、制作作業は椅子に座ってやっていたが、最近はしばらく座っていると、膝から下がむくみ、浮世絵の相撲取りや金太郎のような状態である。嫌になるくらい母と体質が似ている。そこで座布団にあぐらに戻ろうかと迷っている。それによっては引っ越し先に持っていく物も変わって来る。腰に来そうだが、座椅子でもあれば大丈夫であろう。 昔は、ロクロ台の上の作品をいくらか見上げるようにして制作していた。まだ写真をやっていなかった頃、スタジオで写真を撮られながら、何故上から見下ろし、お人形にしてしまうのだ、人間を撮るつもりで撮ってくれよ、人だったら、そんな上から撮らないだろ!といつも思っていた。見上げながら架空のジャズマンをカッコイイと思って作っていた。最初期は正座していたからなおさらであろう。正座して見上げながら作った物を自分で写真に撮れば、それは写真に出るだろう。そうしたものである。 台風が直撃のおそれ。こんな時、必ず田んぼや船を見に行った爺さんが流される。あれは絶対止めて欲しい。私も我慢できず見に行くタイプなので気持ちは判るけれども。

タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第16回『トラウマ』
『石塚公昭 幻想写真展き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界


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