明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



野暮な乾燥機にかけるよりマシであろう。参考にしてきた曽我蛇足の臨済義玄像だが、昨日、長谷川等伯がまったく同じ構図の義玄像を描いていることを知った。昔の絵師は先達の作を盛んに模写してきている。中国側にもしオリジナルがあるものなら見てみたいものである。私もその末席に座した訳だが、後ろ姿まで作ったのは粘土で作った、おそらく私だけだろう。
引っ越しの際は、64:年の東京オリンピック以前の生活がテーマだったので、作業机は古い物で、それに合わせて椅子も昭和または戦前調である。それに合わせて、昔から持っていた古いヨレヨレの絨毯を敷くつもりでいたが、今朝机の下を見たら粘土屑だらけで、絨毯を敷くどころの状態ではなかった。せっかく棕櫚製の箒とブリキ製のチリトリを買ったのに結局、いただいたダイソンの掃除機で。文明に負けて宣教師によってパンツを穿かされてしまう原住民の如き心持ちする。。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )