無呼吸用装置をし忘れのせいで、寝てばかりいて、予定より遅れ臨済義玄ようやく乾燥にはいる。 二体目は誰にするか。『寒山拾得』の豊干禅師を手掛けておきたい所だが、常に乗っている虎を実写にするか、作るか決めかねていたが、虎を作るくらいなら人物を作りたい。猫を虎に変える策も考えてはいるが、寒山と拾得、豊干と虎が寝ている『四睡図』は寝ている猫を撮影するより動物園の虎の方が楽だろう。 となると三体必要な『虎渓三笑図』を作るか。これは人形展示は考えていないので、写る所しか作らない。修行のため山を下りない、と決めていたのに、客人を送って行きながら、話しに夢中になって、つい渡ってしまい、笑う三人の背景の石橋は、すでに撮影場所は決めてある。山深い背景は描かず、お笑い三人組と、石橋だけでも成立するだろう。西洋画ならモナリザの背景みたいなのを描いてしまうところだろう。陰影がないと、写真でもそんな省略が可能である。陰影を描かない石塚式ピクトリアリズムは今回のモチーフでこそ、真価を発揮するはずである。
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