明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


蝦蟇仙人と鉄拐仙人のコンビは、最低でも二方向からの表情を撮りたい。そこで立姿と、うちにも両方の掛け軸があるが、良く描かれる岩の上に座る姿にすることにした。それにしても実際は存在していない、しかも仙人などという物は、無責任に創作出来るので、こんな愉快なことはない。
テレビで『マスカレードホテル』を観る。実は犯人であった老婆が、本当は若い女の変装であることは誰にでも判っただろうが、特に唇の形と声で、松たか子であることが私には判った。子供の頃からシルエットクイズなど得意であった。いつだつたか、落語を聞きに行き、二列前の男の横顔のシルエットで、東京のテレビではそれほど目にしない、当時謹慎中の北野誠であることが判った。それに友人や親しい人なら、10年ぶり程度なら、電話のもしもし、で誰だか判る。という自慢しようがない特技もある。いずれにしても私には出来るだけ犯罪現場は見られない方が良いと思う。

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