明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



廬山に住む慧遠法師は、三十年は山を下りずに修行しようと決めていたが、陶淵明と陸修静が訪れ、帰りに慧遠法師は、二人を送ったていくが話に夢中になって超えないことにしていた虎渓を過ぎてしまい三人で笑ったという故事。山深い中、虎渓に川が流れている。石橋が架かっており、渡りきったところで、うっかりに気付いて笑う三人の男達。いかにも私がそそられそうな話である。さらに決め手になったのは、三人が渡ってしまうに相応しい中国風石橋に心当たりがあった。小学校の学芸会で大国主命が我慢比べをし、我慢できずに野糞をしてしまう、という紙芝居をやったが、人間の趣味という物は簡単には変わらないようである。 陸修静乾燥に入る。続いて二人目は陶淵明にする予定。なんで私は陶淵明を作っているのか?なんて考えなければ上手く行くだろう。


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