明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



私が最も気を付けるべきことは、何といっても『虎渓三笑』の教訓である。一つことに夢中になり、客観性を失うことである。この三人のように、笑っていられる分には良いけれど。それを避けるために、備忘として、事あるごとに記すことにする。 本日も、あれをどうしよう、どう作るべきか、と考えながら目が覚め、良ーく考えたら、そんな物はなかった、という個展を前にしての、お馴染みの現象がいつもより大分早く始まった。在りもしない作品について思い悩みながら目が覚める。実に無駄なことである。それもこれも作品数の多さのせいである。
未仕上げ乾燥済み 臨済義玄 陶淵明 陸修静 達磨大師。  
頭部のみ完成 蝦蟇仙人 鉄拐仙人 豊干 琴高仙人 慧遠法師。
修正中 寒山 拾得
新たに作るべき頭部 慧可
新たなモチーフ 真正面を向く達磨大師
※これらをすべて乾燥まで持って行くまでは、決して新たなモチーフを思い付いてはならない。思い付いても、粘土に手を出してはならない。


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