明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



石塚式ピクトリアリズムは、撮影時には迷うことなく、こういう画にする。ときっちりと決まっていなくてはならない。その代わり後は予定通り配置するだけである。最初の三遊亭圓朝は、一晩で完成してしまった。ただリアルに塗装したつもりの顔が汚れにしか見えず、三脚のカメラをそのままに、一色のベタに塗り直す必要があったが。 そんな訳で、制作時にアングルから何から決まっていなければならないのだが、蝦蟇仙人と鉄拐仙人は、何故かは知らないが、古来よりペアとして描かれてきた。一パターンは決まっていたが、もう一カットが決まらない。蝦蟇仙人が頭に乗せている三本脚の蛙の見せ方も絡んでいるので、なかなか制作に入れず。ペアでなければこんなに悩むことはないが、二つを色々アングルを考えながら、無呼吸症候群のせいだろう。寝たり起きたりで二日経ってしまった。明日には一つを作り始め、もう一つはそれに対応させて作ることにした。

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