明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


私くらいの方向音痴になると、それは全方向に、時間や季節にまで及び、年の半ば辺りに、これから暑くなるのか寒くなるのか一瞬考えたりする。 竹竿に骸骨掲げた一休宗純は、”門松は“というだけあり、インスタやブロクで元旦にはアップしたい。作るのは上半身だけでも良いと思っている。隔月連載の『タウン誌深川』も一休で行きたいが、方向音痴ゆえ、念のため来春新年号の締め切りを確認したら今月末であった。それはそうである。ということで先に立ち姿の一休を作り、年内に、寒山と拾得以外の頭部がすでにある連中の仕上げ前の状態には持って行きたい。 そろそろ豊干禅師の乗る虎を撮影しなければならないが、虎を見たことがない日本人絵師の描いた味を出すため猫を虎に変えて見たが、猫を撮るのは大変である。逆に虎を猫化した方が良いかもしれない。



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今週は天気が良かったので、グヤトーンという国産ギターのボディの色を塗り替えた。中学生の時田舎の親戚の納屋に打ち捨てられていたのをもらったのが最初で、それは母にいつの間にか捨てられてしまい、次は壊し、これは三台目である。いわゆるチャーが最初に弾いたエレキギターという奴で、未だにレコーディングに使ったなんて聞いて感心してしまう。ちゃちなギターだが、私もどうも最初の感触が忘れられない。 酒場で知り合い下手くそ同士でスタジオで雑音を出しあった、ウチはブラックですからが口癖のトラックドライバ"ーSさんを誘い御茶ノ水へ。拾得が持つ箒の材料を買い、その後楽器屋を回り、欠品であったトレモロアームを買ったりして、まだ早かったので、よく行った木場のサイゼリアへ。 引っ越しも手伝ってもらったSさんは50も半ばだが、何が凄いといって中学生になってようやくコウノトリはおかしいと気が付いたという。これはもうこれだけで友人として語るに足る男だといいたい。しかし酒が弱い人は弱けりゃ弱いなりににびちび飲めば良いのにかってに酔ってお開きに持って行かれるのがどうも不満である。



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