明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



誰しもそうだろうが、朝は天候で気分が左右する。晴天だと気分が良い。李鉄拐こと鉄拐仙人は、魂を口から飛ばす術の持ち主だが、口から分身を吹き出すのだが、師に会いに行くため魂を飛ばす。弟子に七日間帰って来なければ抜け殻である身体を焼くように命じ飛んで行く。ところがこの弟子、母親が危篤となり、六日目に仙人の身体を焼いて母の元に帰ってしまう。帰って来た仙人、仕方なくかたわらの脚の悪い乞食の死体を使って蘇った。なんて仙人をこともあろうに作ることが出来るのである。こんな嬉しいことはない。なので手遅れにならないよう、子供が東の空を口を開けたままボンヤリ眺めていたなら、ろくなことは考えていないのだから、頭をはたくなりコーナーのボクサーにするようにアンモニアを嗅がせたりするべきだ、とこうして事あるごとに警鐘を鳴らしているのだが。



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