明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



虎渓三笑の三人の最後の一人が乾燥に入った。仕上げを残し3人が出来たことになる。これで袈裟着た坊様をすでに3人作ったことになる。昨年の三島由紀夫制作に集中していた私にそのことを伝えてもふざけたことをいうな、と決して信じないだろう。さらにガマガエルを頭に乗せた蝦蟇仙人も作った、といったらどんな顔をするだろう。ディアギレフはコクトーに「私を驚かせてみろ」といったが、私は自分で作って自分で驚いている。実に安上がりである。まあ確かに私には自分で冗談をいって自分で笑っているような所があるかもしれない。 この修行のため山を降りないと決めていたのに、来客を送っていきながら、話に夢中になり、うっかり境界を越えてしまって笑うを慧遠法師を眺めていて、つい寝てしまい、私は免許が要るようなことは一切やらないと決めているのに慧遠法師作ってしまった、という夢を見た。なんでこんな物に免許が要るのだ。


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