後日、もう一回入院の予定だが、まずは退院。顔は見ていないが、隣のひどいイビキの爺さんと思っていたのが、実は私より7歳歳も歳下だった。膀胱癌らしい。私は退院だが、可哀想なのは、爺さんのイビキでやはり寝られなかった向かいの人である。脈拍が早くなって、夜中に看護師が飛んできた。「うるさくて寝られないんだよ」。イビキの主は平然と寝ていた。〝部屋変えてもらえないのかな?可哀想に“と思いながらとっとと病室を出た。 入院中、資料を読んだりYouTubeを眺めたりしていたが、どうしても余計なイメージが浮かんでしまう。制作予定は3体まで、のルールは新シリーズ開始のためすでに反故になっている。 帰りに図書館に寄る。『法然上人絵伝』上人の夢に出て来た善導大師との『二祖対面』の場面を見る。法然は善導大師を見ているので、顔はよこ顔、全てを顔のために作っている私としてはこれではダメである。