明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



この調子でいけば明日の夜には着彩に入れるぐらいにりそうである。昨年暮れに、ようやく至った手法と思っていたものが、あっけなく崩れてしまった。といっても、やめる訳ではなく、都合により使い分けることにしたけれど。 新作は背景に青空を使う。それまでの陰影を排除した手法では、青空どころか、実際の空を使うことも一切なかった。そして山頂に立ち、遠くを見つめる大覚禅師。立像にしようと思った時に、すぐにこの画が浮かんだのだが、その後に手法の件や個人的な様々が起きた。大覚禅師には作者のそれらを踏まえ、背負って山頂に立ってもらうことにしたい。その視線の先は、これから禅を伝えるために向かう日本なのか真理なのか。シリーズ第一作の一休禅師はたまたま出来たものだが、大覚禅師が実質的な新シリーズ第1作ということになるだろう。



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