明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



大覚禅師、蘭渓道隆は、入院を控え、退院したら乾燥も終わっていて仕上げに入れるよう、そこまで進めておきたい。同時に制作中の法然上人と善導大師の『二祖対面』は未だ法然の頭部の段階だが、上空の雲の上の善導大師を法然が仰ぎ見ている様子にしようと考えている。善導大師を小さく作り上空にいる設定。当初善導大師の台座を上から下まで雲で覆い隠すことを考えていたが、台座は隠さず、雲はむしろ最小限にすることにした。お互いを固定せず、それぞれそれぞれ単独でも置けるようにしてみたい。高僧の像は高いところに置いて、下から見るという設定になっているのだろう。下はともかく顎を上げて上向きの像は馴染みがないが、法然は上向きに手を合わせていることになる。



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