帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

熱があるのに

2007年05月16日 | 僕という人間 その他

学校へいっちまった息子、「もっと熱が出てもおらしらねーぞ!」、
なんて思いながらもやはり心配。

と、もう一人心配しなきゃいけないやつがいる、例のカッパ君。

今週からアライメント等の各種調整に入り、当然の事ながら危険性が高まり、高度な技術が要求されるようになるわけですが。
なんというか、相変わらずニコニコと締りが無い、さらに彼の最大の問題は
何時も指示待ちである事、まただれかが自分の代わりにやってくれると思っていること。 

ニコニコは彼の処世術でもあるのですが。

”これが私の気に触る”わけです。

さすがに調整に入るとこちらも気が立ち(危険性が増すため)、こうした事がやたらと目に付くようになります。

私の場合、必ずマンツーマンで訓練をします。
どんなにボスが言ってもこのやり方を改めません。
というのは、二人で作業していく中で見えてくる若者の弱点や改善すべき点などを、一つの作業を完成しながら正していく事が可能だからなのですね。
100%までは行かずとも、70%は何とかなります。
少なくとも、自分のもつ固有の問題に対しての意識付けという物が出来るようになります。

これは、日本人と、アメリカ人という、同じ人間でありながらも消す事の出来ない国の壁というものをうまく利用することで、気づかせる事が可能であるからなのですね。

国は違えど、アメリカも日本と同じく、相手の欠点を口にすることをはばかります。

ところが、壁をうまく利用する事でそれが可能となる。
ただ、だからとて何の脈絡も無いところでいきなり欠点を言えば、騒動になるのはあたりまえ。

そこで訓練をとおして、自分の欠点により問題を誘引させ、身をもって体験させながら正していきます。
例えば、何かの作業をすれば二重、三重にチェックするのはあたりまえ、ところが若いほどこの辺の認識がありません。
いくら点検しても見落とす事はあります、当然に機械は動きません。

そこでしばくわけです。

ふくざつな装置ですから、全てを完了するまでにこうした事が何十回とあります。

他にも、デリケートな装置をがさつに調整をすれば、当然におかしな動作をするようになる。 
下手すれば目の前で機械が吹っ飛んだり、アーク(雷光)を拝むような事にもなります。

そこでまたしばく。

こうしたさまざまな経験を通しながら、次々と問題点を気づかせていくわけです。

ところが、今回の彼、最大の欠点ともいえる有る他人依存(甘え)という問題点が直らない、そんでもって多少ぶち切れながら30分以上も説教してしまいました。

明日以降もまだ解らないようなら、有る程度の体罰が必要かもしれません。

自分で未来を切り開く考えの無い、有る意味いい加減とも思える生き方は、
結局自分の一生を自分で駄目にする事になります。

他人の考えがどうとか、他人がこういっているとか、みんながどうとか、
そういったものではなく、あくまでも自分自身というものをしっかりと確立してはじめて見えてくるものがあるのだと解ってもらえるかどうか・・・・

しかし、今回のカッパ君はなんか疲れるなー・・・・