なにやらニタニタと現れた、若い衆。
なんだ なんだ? と思っていたら、この間訓練終了したカッパが他の連中に
教えるとのこと。
私の前では「教える」と言えないらしく、「自分たちでやって見たい」となんとなく回りくどい言い方をしています。
・・・・・・(--) しばし無言。
(^^:)でも「自分たちで」という意思はVery good!
少し調子の悪い部品があったので、それを倉庫からひっぱりだして「ホイ!」
と渡し、くれぐれも事故(怪我)を起こすなといってやらせる事にしました。
まだ不安は多々あります、しかしこちらが手を出せば彼らは貴重なチャンスを失います。
おかしな調整や整備をして装置が吹っ飛ぶのはなんら構いません、そんなことは対した事ではないからです。
機械の部品や修理にかかる費用より、そうした経験を踏まえた一人前の技術者として育っていく価値のほうが遥かに高価なものだからです。
物は単なる科学技術で生産された工業製品であって、けしてそれ以上にはなりえません。
人間の持つ頭脳と、それから広がる無限の可能性と比べればくず同様でしかないからです。
最近の会社全体の傾向として、人を育てるより、目先の利益を大切にしているところが大半です。
そこから見えてくるのは、人を機械部品=金額 として考えながら経営する人間性です。
人を人としてではなく、思うとおりに動くサイボーグと考えている。
そうした人間にはなりたくないと思っていますが、自分が其の立場になれば果たしてどうなるのか?という事は、私自身にそうした経験が無いために分かりません。
ちなみに私の、人というものに対する見方は”様々な采と容をした心の塊”そのものとして捉えています。
と! 偉そうにいえるほど優れた人間性って自分にあるかな? (^^)