もはや”ウインドサーフィン専用”と化した家のハイエース。
使いやすいようにと逐次小改造を加えておりますが、今回は増設シャワー。
この車のキッチンには ポンプスイッチ内蔵フォーセット(蛇口)が取り付けられていまして、
特徴としてホースが1.5mほど付いていて、外部に延ばせるようになっています。
ヘッド先端はシャワーとストレートの二段切り替えが付いて、とても便利な物。
ところが・・・・ これをウインド終了後の道具洗いに使おうとすると不満が多発します。
ホースが短いし、シャワー圧力が弱い等々。
車の真横で体を洗う程度には問題ないのですが、ボードとかを洗おうとすると上手く行かない。
洗うなってか~? ぎゃはははは!
そこで、一度そのホースを1.5mから4mに延長して使って見たのですが、 フォーセット下の収納庫が狭い事も有って、上手くホースが納まらず、何度もやり直して
ストレスが架かってしまう。
更にはフォーセット内部のバルブが節水の為なのか解りませんが小さく、シャワーとして使うには今ひとつ勢いが足らないんです。
*逆に何時も水が多量に余るので、節水型ともいえる。
ホース内径も5mmなので、4Mまで伸ばすと内部抵抗が大きくなり悲惨。
トドメはポンプから排出された水が一度シンクサイドの高さまで持ち上がって、その後だらんとホースが下がって地面近くまで落ち、更にまた手で持ったシャワーヘッド
まで持ち上がるわけでして、ポンプが水を二度揚げなければならないので・・・・・ おおおおおお
「こりゃ~ 何とかせにゃ あかん!」 ・・・・・・ と、気合い
そこで、配管ラインに改造を加え、満足行くレベルまで改造をすることにしました。
まずは家の車の水系統図面です。
*記号とか適当ですいません
増設したのは赤い線の部分でして、特に難しい改造でもなく、たまたま自動止水型のクイックコネクタが有った御陰で出来たというか・・・ うむむむ
システムを簡単に説明しますね、水は水道のホースから普通のコネクタで接続されて清水タンクへ導かれます。
赤い矢印のコネクタがそうですが、これは何の変哲もない園芸コネクタの、止水バルブが付いたものです。
導水ホースは12mm。
タンクには第一タンク、第二タンクがあって、現在は第一タンクだけが配管されているに留まり、第二タンクは現在のところ使っていません。
タンクの水容量は40L 二つ有ると80Lになりますが、 この車の使い方を考えると一つだけで十分ということもあります。
長距離の連泊旅行などの場合は、 120Lの容量を持つダッジを使いますから。
さて、ポンプが動いてタンクを出た水はヒーターへと導かれます。
これはエンジン冷却水を使ったヒートエクスチェンジャータイプの物で、お湯を必要とするときはエンジンをかけて使います。
真冬で35~40度くらいの水温になるので便利
「しか~し!」 エンジンを停止すれば当然にお湯はでません (笑)
ヒーターを出た水はポンプへと向い、シンクで水作業する際等に スイッチ連動型のフォーセットのバルブを開ければ水が出ます。
*シャモジみたいな形をしたノブを回すとフォーセット内部のスイッチが働いて水が出る。
ポンプはシャフロー製で、このサイズの車にしては十分な排出量。
これには感圧自動停止が付いているので、止水すれば水圧で自動的にポンプ電源を切って停止するようになっています。
以上、家の車の給水システムでした!
今回はこれに赤ラインのシャワーを新設します。
上にも書きましたが、外部にシャワーを設けられたのは クイックコネクターが有った御陰で、物はこれ。
たまたま持っていた物でして、正直どこで手に入れたのか覚えていません
多分、遙か前にキャンピングカーに使われていたものを何かの際に取り外し、そのまま持っていたのだと思います。 *屋根裏収納から発見しましたから
ちなみにこれ、日本で手に入るのか?というと、難しいでしょうね。 あっても高額だと思います。
扱っているところを見つけました。
ここで手に入ります、 安いですよ
http://www.tech-jam.com/items/KN3345798.phtml
他にバルブや T ポリエチレン配管など、 キャンピングカーに使えるものがわんさか。
しかもキャンピングカーの部品専門店とは比べものにならないくらいに安いし。
良いところを見つけたと思っています。
ホースとの接続ですが、写真の黄色矢印の様なタケノコ金具を使います。
このクイックコネクタの利点ですが、
ワンタッチで接続及び切り離しが容易であることで、切り離しは赤矢印の部分を押すだけ。 パチンと簡単に外れます。
しかも、 コネクタのオス・メス供に弁が入っている為に、切り離しと同時に水を遮断しますから、圧のかかるラインに使用するのに適している。
見にくいと思いますが、 内部に弁があるのが見えますでしょうか?
これがないと、 コネクタを取り外した途端にポンプの感圧スイッチが働いて、そこいら中が水でビショビショになります。
*その為、念のために遮断スイッチをキッチンサイドに取り付けています。
なので、これが有る無しで使い勝手が全然違い、 逆に言うと無ければ今回みたいなシャワー増設が出来ないとも言える。
実は、普通の園芸用クイックコネクタでも止水型というのが有りまして、それでもよいのですが対応しているホース径が大きいものばかり。
尚かつ あくまで屋外使用が原則ですから、振動が多くて圧がかかりっぱなしになりやすいキャンピングカーの配管ラインには適さないんです。
年中水漏れを気にするのだけは嫌ですから。
取り付け作業は、まずポンプをハウジングから取り出し、フォーセットへ行くラインを切断。
Tパイプを取り付けて、そこからホースを伸ばし、外部へ導いてクイックコネクタを取り付ければ終了! ちょ~簡単!
クイックコネクタを出す部分は単純にここにしています。
万が一水が出っぱなしになっても車内に入らないところがいいんです。
今回はまだ、 だらんと出したままの状態ですが、使い勝手がよければ後でこの部分をきちんと処理します。
そうそう、このクイックコネクタですが、 オスの方は止水弁を取りさってしまいました。
そうしないとホースの中に水が封印されたままになりますので。
外部に接続されるホースですが、内径8mmの長さ4mで、普通の園芸用です。
両端の一つは上記クイックコネクタを取り付け、もう一端は普通の園芸用コネクタ。
シャワーヘッドはシャワー、ストレート、 霧、等々の6モード切替の付いた、これまた園芸用に打っている普通の物です。
なぜ風呂用等のシャワーヘッドを使わないかというと、 手元で自由に止水操作が出来ないからなんです。
園芸用のやつだと レバーを離せば自動的に止水出来ますから、同時にポンプも停止してくれます。 単に無駄がない。
それが出来ないと、ポンプスイッチをいちいち切ったり入れたりと極めて面倒。
ホースは長いので、普段は巻いてこうして保管。
シャワーヘッドは 下の黒いバッグの左サイド、丁度ラバーハンマーの隣に差し込んでおきます。
完成後に試運転してみましたが、冒頭に書いたような問題も解決されて水圧が必要十分。
しかもシャワーヘッドが非常に使いやすい。
オオ~!これは快適だ!、と
自分でやって、自分一人で賞賛していました。 ただの変人だな~俺は (爆笑)
かかった費用。
クイックコネクタ(止水型) 0円
タケノコ金物 100x2 =200円
ホース内径8mm 4M 400円。
Tパイプ 8mm 120円
コネクタ(園芸用) 470円
シャワーヘッド(園芸用) 380円
クランプ 5個 78x5=約400円
総合計 1970円
ウインドサーフィンでは、こうしたシャワーを使っている人が多いですね。 一応紹介です (^^)
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空気圧式アウトドアシャワー FLP-65 (アウトドアシャワー,アウトドアポンプ,簡易シャワー,ポリタンク シャワー)