午後からのメキシコ民族舞踊、撮影までの時間が長い、何時も問題になるのがいかにしてこの時間を
潰すかということ。
今回も朝9時に二人を送り届けると 午後2時のステージまで時間が有りまくりなんです。
で、どうせなら映画でも見ようか・・・と思って、アクアシティ内の映画館へ。
というのは、数日前にネットで宣伝ビデオを見て、 どうしても見たくなってしまったのが全編CGによる映画
「キャプテンハーロック」。
普通、部分ならともかくも全編CGで構成された映画だと、必ず起こるといってよいのが、ぎこちなくて不自然な動き、
特に人間に関してはそうで、ほんの僅かな表情の動きすら不自然なグラフィックとなって現れ、全てを台無しにしてしまいます。
その難しさ故に、ハリウッドのフルCGアニメは、可愛いキャラクターを中心とした物、もしくはさほど表情や体の動きの要求されない物
ばかりで、言うなればごまかしがいくらでも可能なもので覆い尽くされているわけです。
故に人の完全なる実在化(人が人として見える)クオリティに挑むことは無く、実際に領域を抜け出る事はありませんでした。
ところがこのキャプテンハーロック、あえてそのタブーに挑戦した!?と思われる映画で、
見ていた僕も「日本の映像技術はすでにアメリカ以上じゃないか!」と唸らせられるほど素晴らしい出来。
息もつかせぬアクションの連続、ストーリー展開の面白さ、メカニカルな雰囲気満点の戦艦と戦闘シーンのすさまじさは、
スターウォーズがまるでお子様向けに見えるほどで、いや、余り書くとせっかくの映画の楽しさを壊すネタバレになるので、
これ以上は一切書きませんが、「とにかく 素晴らしい!」 の一言。
ちなみに、映画には松本零士の世界が展開され、 昔やっていたアニメのイメージを嫌みにならない程度に上手に取り込んで
残してあります。
ここ最近見たSF?映画の中では最高の出来と言い切れる映画ですので、ぜひ皆さん見に行ってください。
絶対に後悔しませんので!