故障した、ZZR1100Cのフューエルポンプリレーをバラしてみました。
ぎゃははははは! 本当にバラバラ 爆笑!
こういった電子部品はケースに入れられ、上から樹脂をドバドバかけて全体を固めてしまうという事をメーカーはよくやります。
構造を秘密にしたいのだと思いますが、 僕としては原価を知られてしまう事が嫌なのが本音だと思っています。
で、どんな部品が出てきたか?というと、 まずはメインとなっているSCR
ポンプの容量と放熱板の大きさからすれば100円程度の物でしょう、 その横がコンデンサーでスイッチングによるサージパルス軽減のためと思われます。
これ5円もしない
写真では壊れてしまっていますが、 バラしている途中で ダイオードと抵抗である事を確認しています。
ダイオードは一番下の図の Y/R から BK/BL の間に入っている物で、大きさからして間違いないと思います。 抵抗は1~5円 ダイオード10円するかな???
ちなみに抵抗はゲート入力用です。
実はもう一つ小さなダイオードが入っていまして、
これは多分イグニッションコイルのサージアブソーバー、もしくはゲート信号を安定させるための物だと思われます。
これ数円の品物
構造的には一番下図の通り、サイリスタを使用した電子リレーでして電子部品だけでまあ、120円程度、 ケースと樹脂 基板とコネクタ 全部併せた単価は 200円程度の代物。
SCRが手に入り、仕様が判れば半田片手に鼻歌交じりで自作できるようなものでして、なんつーか電子電機部品というのはかくも高価な物なのです。
僕みたいなエンジニアの立場からすると、”ええ加減にせいや!”メーカーに言いたくなる事というのは実に多いんです。
とはいえ、耐震 防水 防塵 等々考慮して造られてると考えれば ある程度価格も納得するかな~??
まあ、あくまでも参考までに、ということで記事アップをしました。
*下の内部回路図はあくまでも予測ですので、よろしく!