昨日用事で、本社に出向いた僕。
途中で偶然に鉢合わせたのは、S君。
以前このブログでも書いた事のある青年で、アメリカの警察に勤めてもう一年以上経つ。
中卒だった彼はブラック企業で散々にこき使われて辛い毎日をすごし、 一念発起して通信制の高校から、大学へ進学。
日本の警察官になりたかった彼は、一生懸命に勉強したけど、これがなかなか通らなくてね
すっかりと諦めていた頃、僕が「なぜ日本の警察で無ければ駄目なんだ?と・・・・」問うた
そこで、 「合衆国の警察でもいいだろう!」と聡し、英語出来ませんというのに試験を受けさせた。
仕事というのは世界中にあるのだから。
ただし、通るためのコツを伝授し、勉強しろと付け加えてね。
無事?採用となり、様々な訓練を受けた彼は現在活躍中。
顔を見たとたんに深々と僕に頭を下げる彼、 一方、ただニコニコするだけの僕。
少し話をして、「頑張れよ!」とやさしく声をかける。
彼の腰にはベレッタM92が・・・・・
これで頭を打たれたら、バラバラに飛び散って体しか残らない。
触る気もないけど、 見ているだけでも恐ろしい。
彼もあと15年すれば 後輩を引っ張り育てる身となる。
「自分の為では無く、人のために働けよ・・・・」 別れて歩いて行く彼の後ろ姿に、そうつぶやく僕でした。